どこにあるのかしらとワクワクしながらお店に向かいます。
地下鉄トベルスカヤ(プーシキンスカヤ)駅のそばのマクドナルドを通りすぎて最初の角を右折した先に赤い字でОКОНОМИ(オコノミー)と書いてあるお店がありました。
豚とかキャベツの絵が描いてあって可愛い~。 メニューが外に貼ってあるのも良心的ですよね。 |
お店の外にメニューがあるから、値ごろ感もわかって安心! |
一面に並ぶオタフクソース |
店内は広くなく、木製のテーブルセットが置いてあり、シンプルだけど清潔な感じ。
清潔感の漂う店内 |
早速試食してみました。今回試したのはこの3品。
鳥焼きそば(180ルーブル) |
東京焼き (290ルーブル) (写真左) モダン焼き (190ルーブル) (写真右) |
(2011年8月末現在100ルーブル=約2ユーロ)
東京焼きは、豚肉とシーフードと野菜が入っていてボリュームたっぷり。
モダン焼きは、 日本で言う「広島焼き」。 中には焼きそばが入っています。
上には、おたふくソースだけでなくマヨネーズもちゃんと、かかっています。
ポーションは日本に比べると少し小ぶりな感じかも。
味は、少し出汁の味が足りないかなと思いましたが、モスクワでこんなにちゃんとしたお好み焼きが、しかもこの価格で楽しめるなら文句を言ってはいけませんね
関西出身の人は多分、いろいろ言いたいこともあるかもしれませんが、関東人の私は大変美味しく頂きました。
久しぶりの美味しいお好み焼きに感激し、オーナーの財間樹(ざいまいつき)さんにお話を伺いました。
樹さんは福岡出身とのこと。 ロシアには14年住んでいます。
Q モスクワに出店したきっかけは? どうしてお好み焼き?
A もともとロシア語が専門なので、ロシア語圏で何かやりたかった。
ロシアの外食産業は高いので、お好み焼きなら安く提供できるから。
ロシアならソースと調味料以外の食材は全てそろうので、価格と味が釣り合う。
Q お店運営で苦労していることは?
A まだソ連の時のメンタリティが変わっていないので、サービスとは何かという教育がスタッフに必要なこと。
Q モスクワっ子の「お好み焼き」への反応は? 日本人の反応はどう?
A 開店と同時にモスクワに住む日本人の方が多く来店されました。モスクワっ子は徐々に増えてます。粉物の料理はどの国にもあるし、ピザ・ブリヌイ(ロシアのクレープ)感覚で受け入れやすいみたいです。
Q スタッフは上手にお好み焼きを焼ける?
A 日本育ちで、日本の調理師免許を持っている、ジーマが指導してます。ブリヌイ感覚で皆上手に焼きますよ。問題ないです。
Q 今後展開していきたいことは?
A お客さんが自分で焼く方法は、ロシアの法律で難しいので、70席くらい(今は24席)でオープンキッチンでやりたいですね。
安くて美味しいお好み焼き。 お店の名前はエコノミーとお好み焼きをかけて「オコノミー」。
斬新なアイデアですよね。
ロシアが大好きだから、崩壊しつつあるモスクワの外食産業を変えてもっとよくしたいと熱く語る樹さん。ウェイトレスが個人的に貰えるチップ制度とテーブル担当制をなくし、日本方式でお店を経営しています。平均年齢が20歳の日本大好きなロシア人スタップを引っ張る若きオーナー、これからも頑張って下さい!
ロシア在住14年でロシア語ペラペラのオーナー、樹(いつき)さんと 2歳から日本育ちで日本語ペラペラのチーフシェフのジーマさん |
ロシア人だけでなく、外国人、日本人の来店も多いので、露・英・日のメニューも準備中です。
モスクワの小さな日本で観光の途中に一休みもいいかも。
ОКОНОМИ – Tokyo natural food
Ul. Bolishaya Bronnaya 27/4
Tel +7 (495) 650 1243
URL: http://www.oconomy.ru/
美味しいお好み焼きにも感激したけれど、樹さんの熱い心にも大感動!/あーしゃ/モスクワ在住フリーライター
モスクワやサンクトペテルブルグなど、ロシアへの個人旅行のホテル・車・ガイドなどの手配はJTBモスクワ支店まで!メールアドレス nihongo@jtbrussia.com
(この記事は、ネットトラベル東京支店の7/11付けのブログより転載しました)
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