スペインと言えば"マドリッド・バルセロナ・アンダルシア"と想像する方が多いかもしれませんが、今回ご紹介するのは、最近注目を集めつつあるバスク及びサンチャゴの巡礼路等で有名な北スペインです。
1. バスク
以前はETAのテロ活動で取り上げられることの多かったバスク地方は、スペイン有数の観光地へと変貌を遂げつつあります。
①サンセバスチャン
ヨーロッパでは20世紀以降高級保養地として知られたサンセバスチャンは、“ビスケーの真珠”の名に相応しく、欧州有数の美しい海岸線を持つ街です。
一方最近では、高城剛も自身の著書で取り上げた(リンク)様に、食の街として知られています。人口比当りのミシュランレストラン数が世界一なだけでなく、ピンチョと呼ばれる、タパスの原型となったバーが旧市街を中心に所狭しと軒を連ねています。
②ビルバオ
バスクの中心地ビルバオはかつての港湾都市から文化の発信地として生まれ変わりました。その中心になるのが1997年にオープンしたグッゲンハイム美術館。斬新な外観だけでなく、充実した展示物のラインナップにより欧州有数の美術館として名声を確立しています。
2. サンチャゴデコンポステーラ
北西部ガリシアの州都サンチャゴデコンポステーラはキリスト教世界3大聖地の一つ。12世紀以来800キロに及ぶ巡礼路の終点として世界中の巡礼者を受け入れています。
嘗ては到着した巡礼者に宿泊先を提供していた大聖堂側の修道院は、現在では国内に100程存在するパラドールの中でも最高クラスの宿泊施設と言えます。
尚北スペインの著名なパラドールとして、他にお隣アストゥリアス州・レオン(現在スペインのルーツとも言うべき古都)にありますパラドールが挙げられます。
巡礼路全800キロ以上を体験する時間・体力がない方は一部だけ体験することも可能です。
カンタブリア海に面した長大な海岸線を持つ北部はシーフードの宝庫。蟹やタコ等ヨーロッパの多くの食卓には並ばないも含め、実に多彩な食材が日本人の味覚に合うように調理されます。
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