アムステルダムからこんにちわ!
アムステルダムにもやっと春がやってきました。アムステルダムの春を彩るのは何といってもカラフルな花々、そしてオランダを代表する花、チューリップでしょう。
チューリップをはじめ春の花々で知られるキューケンホフ公園も3月第4週目の木曜日から開園致しました。1年に2ヵ月しか開きません。年に10ヵ月は息を潜めて開園の時を待っているのです。
キューケンホフ公園はアムステルダムから南西に車を30分ほど走らせたLIESSEという町にあります。マイカーで出掛ける方が多いのですが、公共交通機関を利用する場合はアムステルダム・スキポール空港から58番のバスがキューケンホフ公園まで15分おきに運行されています。そして可能であれば入場券をキューケンホフのサイトから事前購入される事をお勧めします。もし、マイカーでお出掛けになられる場合は、午前中の早めに行かれる事をお勧めします。駐車場に車を入れる迄に長い時間、待たないとなりません。
入場したら園内マップを貰いましょう。そして花の香りに誘われるに任せて歩いてみてください。園内はチューリップだけでなく、2ヵ月の開園の間、さまざまな花を見る事ができます。来園の時期が季節の始めの方であれば、是非、公園の端に聳える風車にあがってみてください。上からはこの公園の横に広がるチューリップ畑が見られます。オランダのチューリップは基本的に球根を採取する為のものなので、花が咲いても球根を太らせる為に早い時期に花は刈り取られてしまいます。
園内は歩き回るだけでも結構な距離を歩きますので、疲れたら園内のあっちこっちにあるカフェなどで休んで胸いっぱいに緑の息吹、花の香を吸い込んで見てください。
キューケンホフ公園訪問のついでにアムステルダム市内観光を…という方。アムステルダムは歩いて廻るのにほど良い大きさです。中央駅を要として開いた扇形をしています。
歩き始めは…中央駅。駅前は現在地下鉄工事の為、あちこち掘り返されていますが、そこからまっすぐ伸びているのがダムラック通り。駅前、さらにこのダムラック通りの左側には運河クルーズの乗り場があります。運航会社は幾つかあり、料金は異なりますが、あまり待ち時間なく運河クルーズを楽しむ事ができます。(運河クルーズは約1時間。簡単な説明が英語をはじめ各国語で流れます。ただし、日本語のガイディングテープを保有しているのは駅前のHOLLAND INTERNATIONALのみ。また、乗船客の人数や国籍などによって必ずしも日本語のガイディングテープは流して貰えません。)ダムラックの右側にはお土産屋さん、レストラン、カフェ、名物パタッチェ(オランダ風フライドポテト)を売る店などが並び、ものの5分も歩くとダム広場に出ます。ダム広場の右には新教会、王宮、左側には戦没慰霊碑があります。ダム広場からさらに南に伸びていくダムラック、或いはその1本西側の歩行者天国の道を歩くのも楽しいです。この歩行者天国の道はカルファー通り。たくさんのお店が軒を連ねています。週末ともなると観光客だけでなく地元の人で賑わいます。そしてこの道の先には、ムント塔、そしてシンゲルの花市場へと繋がります。このシンゲルの花市場では1年365日、花々の球根などを買う事ができます。春ですとチューリップなどの生花を買う事もできます。チューリップなどは50本で10ユーロなど、日本では考えられないくらいの安さです。
ちょっと戻って、ダム広場裏からトラム5番に乗って10分も行くと美術館地区に到着です。オランダの誇る国立博物館(RIJKSMUSEUM)、そしてゴッホ美術館があります。これらの美術館へ歩いて行く事も可能ですが、時間のない方はトラムを使われるのが便利です。トラムは1時間チケットが車内で買えます。(2.6ユーロ)日本のSUICAカードみたいになっており、乗車時、下車時に扉際の機械にチケットをかざします。(チェックイン、チェックアウトと言います)1時間以内であれば何回乗り継いでも同一料金ですが、下車時のチェックアウトを忘れると、規定時間内に再度乗車する時にチェックインできません。日本の”タッチ&ゴー”のようにチェックイン、チェックアウトを忘れないようにしてください。(特にトラムはこの”タッチ&ゴー”をしなくても下車できてしまいますので…)。
運河沿いの間口の狭いレンガ建ての家々。水面に枝を垂れる木々、運河を滑る水鳥。アムステルダムは一年で一番輝かしく、香り豊かな季節を迎えます。どの風景を切り取っても絵になり、どこか懐かしさがよぎる、安らぎすら与えてくれる街並みです。是非、春のアムステルダムを楽しんでみて下さい。
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