(Toroのツーリストオフィスのウェブサイトはこちら。ただしスペイン語のみ)
旧市街の中心。右側の建物が市庁舎、奥が教会 |
(簡単な歴史は、5月14日付けのブログをご参照下さい)
旧市街に入る門 |
ツアー2日目の午前中にToro観光をしました。初日の夕食で、町の中心の広場に面したレストランで夕食を取ったので、てっきりここがToroのマヨール広場かと思ったら、そこは新市街で、すぐそばに旧市街に入る重厚な門がありました。
目抜き通りにずらっと並ぶ バーやレストラン |
門を入ると旧市街の目抜き通りが、この町のシンボルである教会、Colegiata Santa Maria La Mayorまでまっすぐ伸びています。通りの左右には、小さなお店やバー・レストランなどが並んでいます。どれも伝統的な建物で、重厚な町の雰囲気を盛り上げています。市庁舎前広場のそばは、特にレストランなどが多く、朝早くから椅子とテーブルを外に並べて準備がされていました。
余談ですが、6月最初の週末だったこの時期、カトリックの儀式、Comuniónのパーティがあちこちで行われていました。9歳になった子供たちが真っ白なドレスに身を包み、家族や親戚達と連れ立って出かける姿を何度か目撃しました。
堅信式の女の子。実はこの女の子、初日に夕食を 食べたレストランのオーナーの娘さんでした |
観光はまず、最近のこの町の観光の目玉となった闘牛場から始まりました。
闘牛場入り口 |
外の門はかなり地味 |
入り口は思わず通り過ぎてしまいそうな目立たない門構えでしたが、入ってみるとこれまたびっくり、立派な木造の闘牛場がいきなり現れます。
木組みのベンチです |
この闘牛場は、1828年に建てられた、スペインでも最も古い闘牛場のひとつでしたが、その後使われなくなって荒廃してしまいました。2008年に州の重要文化財に指定されてからは助成金も出て、2010年の闘牛祭からリニューアルオープンしたそうです。
熱弁ガイドさん |
ツーリストオフィスの窓口兼ガイドのおばちゃんが現れ、見学ツアー開始。私たちのほかはスペイン人ばかりの30名ほどのグループです。残念ながら、ガイドはすべてスペイン語だったので、通訳してもらった部分以外は何もわかりませんでしたが、ガイドのおばちゃんの熱意はひしひしと伝わって来ました。決して大きいとは言えない闘牛場の裏から表から、1時間以上かけて丁寧に説明してくれて、観光客の皆さんもとても熱心に耳を傾けていました。
正面2階貴賓席 |
ここで闘牛が行われるのは、1年のうち1週間だけなんだそうです。あとは、ワイン収穫祭などのお祭りなどに利用されることもあるとのことでした。せっかく再建したんだからもっと利用すればいいのにとは思いますが、もともそんなにイベントのないところなんですね・・。
このあと、他のスペイン人グループとは分かれて、旧市街の一番奥にある教会Colegiata Santa Maria La Mayorの内部見学へ。
Colegiata de Santa Maria La Mayor そばで見るとさらに迫力満点 |
この教会はロマネスク様式最後の12世紀から建設が始まり、初期ゴチック様式の時代に完成したので、両方の建築様式が反映されているそうです。石のブロックを積み上げた建物は威厳を持って町を見下ろすように聳え立っています。
中には宝物殿や彫刻された飾りに埋め尽くされたオリジナルの入り口など、見るものはたくさんありますが、ほとんどが撮影禁止だったため、写真はありません。
歴史や美術に興味のある方は、是非ご自身の目で確かめに、Toroまでお出かけ下さい!
ワイン片手に歴史に思いを馳せる・・ |
(ストックホルム支店S:監修マドリッド支店K)
◇◇またおまけ◇◇
市庁舎広場を見下ろす鐘の上にコウノトリの巣 |
Toroの町にはコウノトリがいます。旧市街と新市街のそれぞれ1ヵ所ずつで、大きな巣と、「作り物!?」と思うぐらい動かないコウノトリがを見かけました。
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