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2013年1月14日月曜日

フランクフルトの名物のエベルオイ(林檎酒)


ドイツは名物の飲み物がたくさんあります。ビールやフランケンワインは世界的に有名です。その中の一つにフランクフルト名物 アップルワインがあります。ヘッセン州の方言では、エベルオイと言います。


エベルオイは果実酒で、グラニースミスやブラムレー類のりんごを使用されます。アルコール度数は5ー7%で、酸味があります。

フランクフルトには、たくさんのエベルオイを提供するレストランがあります。
エベルオイはベムベルという土器ピッチャーに入れてお客様へ配膳されます、お客様はゲリプテというコップに注ぎます。エベルオイはストレートでも飲まれますが、サウア(水入れ)とスース(レモネード入れ)の様に割って飲む事も出来ます。



フランクフルトのザクセンハウセン地区はエベルオイの中心地です。クラッパガッセという通りには、エペルオイのだけではなく、その他にも言い伝えがあります。
たとえば、「ラウッシャーおばさんの井戸」。1961年に掘られたこの井戸は、水が通りにあふれる様に作られています。井戸の名付け親、ラウシャーおばさんは 19世紀にフランクフルトに住んでいました。ある日曜日の午後、ラウシャーおばさんは通で転び、大きなこぶが出来ました。近所の子供たちは、それを見ておばさんをからかっていました。ちょうど通りかかった警官が傷害事件と勘違いし、おばさんを事情徴収しました。
その出来事は次の日の新聞に掲載され、フランクフルト市民の笑い話になりました。
これはフランクフルトの有名な実話で、歌も作られました。歌詞はヘッセン弁で歌われており、内容は「クラッパガッセから来たラウシャーおばさんは頭にこぶがあり、犯人はご主人ですか、それとも酔っ払いですか、警察が調べています。」。



エベルオイに関係の特別アトラクションは、フランクフルトを走るエベルオイエクスプレス。1977年からフランクフルトの町で運行され、フランクフルトの町並みがエクスプレスのボディに描かれています。エクスプレスの乗りながらエベルオイやりんごジュース飲んで、ミニプレッツェルを食べます。

フランクフルトを訪れた際には、ぜひ一度はエベルオイをお試しください。
エベルオイ初めて飲む際は、サウアとスースをお勧めいたします。
なぜならほとんどの人が初めてエベルオイを飲んだ後 トイレに駆け込むからです。

                            (フランクフルト支店 K)

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