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バルセロナの北側にあるBlanes辺りからフランス国境まで地中海沿いにのびる海岸は
コスタブラバと言われますが、コスタブラバ沿いには、ダリの卵の家で有名な
カダケス、海老で有名な町パラモスなど、大小さまざまの海岸リゾートが
連なります。
そんなコスタブラバの町の中の1つ、バルセロナから130kmほど離れた palafrugell では、
毎年1月から3月にかけていくつかのレストランが提携して、
Garoinada (ガロイナダ) というウニを含むメニューが食べられるキャンペーンをやっています。
(Palafrugellの街自体は少し内陸に入っていますが、その先の海沿いには
Calella de PalafrugellやLlafrancなどの素敵なビーチがあります。)
今年のガロイナダのご案内 |
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この期間中、ガロイナダに参加しているレストランでは、一皿目に生ウニの入ったメニューが
食べられます。それ以外にも、ウニメニューのお食事とpalafrugellでの宿泊がセットとなった
プログラムなどもあります。
ウニなのですが、バルセロナでも時々市場のお魚屋さんに売っていたりすることもありますが、
レ ストランなどではあまりメニューに見かけません。ほんのたまにレストランで見かけるのは、
ウニのグラタンぐらい。。ということで、こちらではそうメジャーな食べ 物ではないような気がします。
そのせいか、コスタブラバの海岸には手の届く深さにも手つかず?で、ウニがたくさん生息しています。そのウニを海水浴中に潜って取ってきて その場で開けて食べていたら、
スペイン人に、まるで宇宙人を見るような奇異の目で見られて、
遠巻きに囲まれたこともあります。。
目をこらすとウニがごろごろのコスタブラバの海 |
そんなウニですが、ただ、ここpalafrugellでは、この期間、レストランに行くと、
ほとんどの人がこのガロイナダのウニメニューを頼んで食べています。
(なかには一皿目のウニのお皿をお代わりするツワモノのおじさまも見かけました。。。)
今回は、Llafranc という海沿いの hotel llevant のレストランで
ガロイナダのメニューを頂きました。
レストランからは見事な海の眺めで、気持ちいいです。
さて、そのメニューの内容ですが、おおよそどのレストランも似たような構成で
統一されているようです。
まずはお食事前にちょっとつまむアペリティフ。
そして、1皿目はウニ!!
きれいに半分に割られた生のウニをそのままいただきます。
地元Empordaの白ワインにとってもよく合い、ワインもすすみます。
日本のウニと比べると小ぶりで身が小さくて、少し食べ応えに欠ける感はあるものの、
磯の香がしっかり凝縮されて、甘い身をスプーンでがしがしすくって食べます。。
はぁ。。。ため息の出るおいしさです。
2皿目はレストランによって異なるようですが、今回のレストランでは2種類の
メニューからチョイスができました。
身がプリプリの伊勢海老のグリル |
または、
伊勢海老のお出汁がおいしいお米料理 |
そしてデザート。
真ん中は、カタルーニャ名物デザート、クレマカタラナ |
ところで、ガロイナダ ですが、カタルーニャ語の うに(Garoita) を食べることや機会、
というような意味で、ガロイナダになるそうです。
以前のブログでご紹介したやはり今頃の季節が旬の焼きねぎ(カルソッツ)を食べるのは
カルソターダ、シーフード(マリスコス)を食べるのはマリスカーダ、こちらの地元のお祭りなどでみかけるソーセージ(ブティファラ)を食べるのはブティファラダ
などと、スペインの *~ダ* はおいしくて楽しいものがいっぱいです。
と、ウニメニューでおなかがいっぱいになったところで、少し観光します。
夏にもう1度戻って来たいLlafrancのビーチ |
ひなびた漁村風の白い家並みがチャーミングなcalella de Palafrugell |
隠れ家的リゾートの雰囲気もただよう、Llafranc やCalella de Palafrugellの海岸は、
夏は海水浴で賑わいます。
palafrugellから車で少し内陸に入ったところには Pals, Peratalladaなどの
中世の街並をそのまま残す、小さいけれど、素敵な村々があります。
peratalladaの教会 |
中世の村にタイムスリップ |
palsの教会 |
教会の内部 |
Palsの村をお散歩 |
ということで、今回は季節限定、ガロイナダメニューと冬のコスタブラバ、その周辺の観光の
ご報告でした。
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ところで、カタルーニャには、コスタブラバ以外にもまだまだたくさんの見所があって、
バルセロナから行く小旅行先がつきません。
場所によっては、車がないと少々動きづらい時があるのも確かなのですが、
それだけに、秘境めいた、時間がとまってしまったかのような小さな村々を
巡るのが、カタルーニャの田舎旅の醍醐味です!
カタルーニャの田舎では、おいしいレストランにヒットする確率も、
個人的にはかなり高いように思います。
田舎にいくとこれまたかなりの確率で遭遇する牛さん。。 |
何度リピートしても楽しいと言っていただくことも多いバルセロナですが、リピーターの方には、
バルセロナから少し足を延ばして、カタルーニャのいろいろな見所をのんびり巡るのも
ぜひお勧めです!!
(バルセロナ/A)
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