ミッドサマーのシンボル メイポール |
それでも夏至祭(ミッドサマー)の6月21日は、珍しく晴れ間が広がり、ストックホルム市内居残り組も、つかの間の太陽を浴びるべく、バルコニーで食事をしたり、グラスを傾ける光景が多く見られました。
1年中で一番昼の長いミッドサマーは、クリスマスやイースターと同じぐらい大事な行事のひとつです。(2011年7月11日の記事をご参照下さい)
50cc×10種類のシュナップス小瓶セット |
そしてミッドサマーディナーに欠かせないものといえば・・・・・・シュナップス(snaps、別名アクアヴィット。いろいろな味のついた蒸留酒)です。
システム・ボラーゲットの看板 |
スウェーデンのお土産に、ぜひシュナップスを買いたいと思ったらどこに行けばいいか知っていますか?
スウェーデンでは、アルコールは『System Bolaget(システム・ボラーゲット:ラーの部分にアクセント!)』という専売公社でしか購入できません。
(ホームページはこちら。英語のページもあります)
スーパーで買えるビール3.5% |
スーパーマーケットに売っているのは、アルコール分3.5%までのライトビールのみです。ビンやカンのラベルに大きくアルコール度数が書いてあります。
年中無休のスーパーが多く、日曜日でも営業しているお店の多いストックホルムでも、このシステム・ボラーゲットは昔ながらの営業時間で、祝日・日曜は閉店、土曜日も早く閉まります。
ミッドサマーの週末は金曜日から閉まっているので、前日の木曜日はどこのお店に行っても押すな押すなの大混雑です。みんな殺気立っているので、近づかない方が身のためです。
現在では、普通に自分で選んでカゴに入れて、レジで払うタイプのお店がほとんどになりましたが、以前は対面式(カウンター注文方式)がほとんどでした。
カウンター方式のお店 病院のように、番号札を取って自分の番が来るのを待ちます |
カウンターで、○○ワインを○本、△△ビールを△本と口頭で伝えて持ってきてもらう方式です。
見本がずらっとならんだショーケース |
見本は、ガラス張りのショーケースに並んだものだけで、お金を払うまでは手に取ることもできません。
ショーケース拡大図 |
言葉がちゃんと話せれば、店員さんはお酒選びの相談にのってくれるので、便利といえば便利なのかもしれません。(ちなみに英語は通じます)
右がカタログ。左は専売公社の季刊誌 |
カタログの中身。新製品は写真付きで 説明があります |
また、すべてのお酒が載ったカタログもあるので、事前に調べておくこともできます。
カウンター方式のお店を見てみたい方は、ヒュートリエットの地下マーケットか、地下鉄Rådmansgatanのお店に行ってみて下さい。
普通のお店を見るなら、ストックホルム中央駅のそばのお店は、アクセスが良く、営業時間も長いのでいいでしょう。
ストックホルム中央駅そばのお店の外観 |
ちょっとポップな店内 |
お酒を買わなくても、お店を覗いてみて下さい。お店の中のインテリアもちょっとポップな北欧デザインです。また、カタログは無料なので、記念に持って帰るのも面白いかもしれません。
未成年(18歳未満)への販売は厳しく取り締まられているので、もし何か購入する時は、必ずIDやパスポートを持参して下さい。特に30歳以下の日本人は、提示を求められる可能性が高いです。(スーパーでライトビールを買う時も同様です)
というわけで、スウェーデンでアルコールを購入するのは、至難の業です。
ちょっと冷えたビールを買って、ホテルで飲みたいと思っても、簡単にはいかないので、お酒が飲みたい時は、バーに行きましょう。そしてスウェーデン人のように注文しましょう。
『Stor Stark Tack ! (ストー スターク タック!=ビール大、お願いします!)』
(ストックホルム支店 S)
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