そんなフィンランドの夏にオススメの週末小旅行をご紹介します。
・・・が、あいにく梅雨かと思われるほど雨ばかりの週末だったため写真に輝く太陽は見られませんが、光溢れる週末旅行をご想像ください。
今回ご紹介するのは、西の古都Turku(トゥルク)から南に1時間ほどの Nauvo(ナウヴォ/スウェーデン語でNagu)という街です。 Turku周辺は海に浮かぶ島が多く、ひっそり静かな夏の週末を過ごせます。 Nauvoもそのうちの一つ。ヨットハーバもあり、首都ヘルシンキ始め国内各地、周辺各国からのボートが停泊し、つかの間の滞在を楽しんでいるようです。
まずTurkuから車で向かうと。。。
道路がぷっつり切れていますので、慌てず動く道路(フェリー)に乗り込んでください。道路の代わり、ということでもちろん乗船料など不要です。 2隻が常に往復しており、混雑していなければ待ち時間も入れて 15〜20分で海越えできます。乗用車だけでなく自転車で島巡りをする人々や市バスも乗り込みます。
一度海越えをして、いくつか橋を渡るとNauvoの中心地にたどり着きます。小さな街ですがB&Bやカフェ、レストラン、スーパーマーケットなどもあり、のんびりと過ごしながら必要なものも手に入る、という居心地の良さがあります。
ちなみにこの辺りはフィンランドのもうひとつの母国語であるスウェーデン語色が強く、お店や人の名前を見ていると、スウェーデンにいるような感じです。地元の人はスウェーデン語・フィンランド語・英語をまず基本的に話すようです。観光客が多いせいか、皆さん英語がとても上手です。
今回宿泊したのはLanternaというB&B。ちょっとのんびり屋さんのオーナーがとても親切に対応してくれる温かい宿。7室あり、部屋によって装飾も雰囲気も違います。
Restaurant - Hotel Lanterna
Nauvoヨットハーバ前にあり、手作り料理のカフェもオープンしています。
レセプション |
キッチン入り口 |
カフェとレストランのある中庭 |
2階廊下 共用の冷蔵庫や湯沸かし器もあります |
朝食 パンが美味しかった! |
近隣には教会や博物館もあり、島の散策を楽しめます。また、ボートで別の島へ渡ったり、貸し自転車でサイクリングしたり、乗馬、ハイキング、イチゴ摘みなどなど。この日は残念ながら雨だったり小雨だったり大雨だったりと不安定な天気。
散歩 |
この夏はフィンランド全体、30年に一度くらいの、寒く雨ばかりの夏だとのこと。この宿のおかみさんも、この辺りは夏はいつも晴れてる場所なのに・・・おかしいわ、と。
ヨットを見ながらたそがれるヒト |
L'escaleというレストランは海側眺望のテーブルもあり雰囲気良し、スタッフも明るく親切。料理も美味でした。
Farmer's Salad ドレッシングとベーコンが・・・美味 |
サーモンとオニオンのチーズケーキ (前菜) |
このレストランの横に停泊しているボートは姉妹店のピッツェリア。
座席からの眺め |
ケバブピッツァ! 生地は薄く、とろとろ、ぱりぱり |
ボートで1時間の周遊クルーズに出かけられます。
Turkuから来たと言うフィンランド人老夫婦とご一緒しました。出発時は雨が降ってきて湿気が多かったので窓が曇り・・・ご婦人が船長さんに「景色が見えないわ、私達が拭くから道具を貸して」と。皆で自分の近くの窓をふきふきしながら観光、船長さんは売り物のコーヒーを無料でサービス。こういうアットホームな雰囲気、フィンランドでは良く感じられます。
ボート内 |
ボートからの眺め |
私が窓の内側から写真を撮っていると、窓を開けてそこから顔出して取ったほうが良いわよ、と肌寒そうにしていたのに気を遣ってくれたり。
少し雨漏りしていて濡れたテーブルを拭いたり。
このご婦人のお心遣いが嬉しかったです。
Kiitos!(ありがとう!)
こういう何気ない出来事や人との出会いも旅の喜びですね。
フィンランドらしい(と私が思う)風景 |
狭い場所も通り過ぎ ジャングルクルーズみたい |
Turkuからはバスでも訪れることができるNauvo。
Turku観光、ムーミン谷とあわせてぜひ足を伸ばしてみてください。日本からいらっしゃる方だとちょっと行きにくい場所かもしれません。欧州各地にお住まいの方々、こちらにいらっしゃるうちにぜひ一度!
☆Turku
首都ヘルシンキから特急電車で約2時間。
または欧州いくつかの都市から航空直行便が出ています。
お隣スウェーデンのストックホルムとはシリアラインのフェリーでも結ばれています。
☆Nauvo
Turkuからバスで1時間15分、車で1時間弱、
フェリーでも行け、所要約3時間。
ご興味のある方は、お近くのJTB支店までお問い合わせください。
おまけ
Turku~Nauvoの道路沿いにSattmarkという小さな村があります。
カフェ、民芸品のお店とその辺りでとれる農産物・魚を売る店があるだけですが、可愛らしい村なので、ドライブされる方はここでぜひ一息休憩を入れてみてください。
カフェ |
カフェ内部 |
手作りのラズベリーソーダ。
ブルーベリー、リンゴンベリーなどもありました。
保存料など入っていないそうです。
(フィンランド支店 H)
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