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2012年9月3日月曜日

これはお勧め!ボリショイ劇場バックステージツアー

ロシア芸術の素晴らしさを体感!
生まれ変わったボリショイ劇場を見学しよう!

皆さん、ボリショイ劇場本館の日本語のバックステージツアーがあるのをご存知ですか?

今日は、モスクワにいらしたらぜひご体験いただきたい人気プログラム、ボリショイ劇場本館の日本語バックステージツアーをご紹介します。


要所要所で説明してくれる山本さん
ここは1階客席




ツアーガイドは、モスクワのバレエ学校卒業後、Kバレエで踊っていた元バレリーナの山本萌生(もえは)さん。舞台を知り尽くした元バレリーナならではの説明は非常に分かりやすく、バレエの事があまり分からない人でも楽しめます。


  





劇場内のスケジュールはその時上演されている演目や、ダンサー達の都合により変更したりするので、見学順路は毎回同じではありませんが、この日はこんな順序で見学しました。

1.ホワイエ(上演が始まる前や幕間に観客がくつろぐ場所)

まずここで、山本さんから劇場の概要と歴史の簡単な説明を受けて、ツアーがスタート。


ホワイエは、特に椅子があるわけではありませんが、
幕間に、おしゃべりしたりしてちょっと寛げる場所です


2.特別展示室(時期により展示内容は異なります)


この日は1952年から1982年まで、ボリショイ劇場のオペラの総監督を務めた、ボリス・ポクロフスキーに関するものが展示されていました。


3.皇帝の間(大・小)

昔、皇帝の謁見の間として使われていた部屋です。

皇帝の間は2部屋あり、こちらが大きいほう


こちらは小さいほうの部屋 ここで謁見が行われました


4.一階観客席


一階観客席
手前がパルテールと呼ばれる平土間



5.皇帝席(貴賓席)


オープニングコンサートの時にメドヴェージェフ元大統領(現首相)が奥様と座っていた席。
そういえば「眠れる森の美女」の時には、メドヴェージェフ元大統領とカザフのナザレバーエフ大統領が並んで座っていたことを思い出しました。
バルコンが少し前に突き出た形になっているので、すごく舞台が近い!まるで自分の為だけに上演されているような錯覚をしてしまうような席です。
警備の都合上、写真撮影禁止、内務省の許可なしでは入ることはできません。
ロシア語ツアーの見学コースには入っておらず、この部屋に入れるのはこのツアーだけの特典です!


6.第四ヤルス(天井桟敷)の観客席

第四ヤルス(天井桟敷)から見た舞台はこんな感じ
高い!!


7.大リハーサルルームにてバレエ「ファラオの娘」の練習風景を見学
約20分ほど見学。ここも撮影禁止です。
リハーサルを見られるかどうかはその日の劇場のスケジュールによります。


8.舞台袖


舞台上にはオペラの新作「チャロデイカ」のセットが
置かれていました


ラッキーなことに、この日は舞台に立つことができました!
*劇場の都合により、舞台には上がれない場合もあります。


9.地下の「ベートーベンホール」

コンサートやイベントなど多目的に使えるホールです。




ロシアバレエに見せられた山本さん
バレエと劇場についてわかりやすく
教えてくださいました


ロシアで生活していると分かりますが、ここではバレエやオペラや観劇は特別なものではなく、一般の人たちにとって身近で親しみのあるものです。そんな風に日本人にもバレエを身近に感じてもらえたらと思ったのが、山本さんがこのお仕事を始めるきっかけだったそう。



ロシアの顔と言われているボリショイ劇場。6年の修理を経て、2011年10月に本館がリニューアルオープンしました。ぜひ、その歴史と伝統を肌で感じてください。

(あーしゃ/モスクワ在住フリーライター)
*この記事はネットトラベルサービス、ロシア情報ブログPrivetより許可を得て転載しています。

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