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2013年11月20日水曜日

ハンガリー民族ダンスの夕べ(真夜中)



日に日に日没が早くなり、気温が下がっていっているブダペストからこんにちは!
こんな時は体を動かして温めましょう!ということで、ハンガリーのいたるところで開かれているターンツハーズ(直訳:踊りの家)に参加してきました。

ターンツハーズとは・・・
公共施設やパブなどを借り切って行われる、民族ダンスのパーティーのことです。
昔々、ハンガリーの村々では、人々が集まってその村のダンスを踊ることが楽しみ、社交の場でした。
「その村のダンス」と言う理由は、ハンガリー民族ダンスと一言で言っても、実は地方、村によってダンスが異なるためです。男女のカップルで踊るもの、男性だけ、女性だけで踊るもの、みんなで輪になって踊るものなど、様々な種類があり、一つの村の踊りの中でも、男性舞踊→カップルダンス→輪になって踊る、など、どんどんステップが変わっていくものもあります。

このターンツハーズ、村々の交流が広がった今では、他の村の踊りまで習得している人も多く、特にブダペストのような大都市では、夜な夜な街の色んなところで、ダンスの講習、ターンツハーズが開かれているのです。

今回ターンツハーズが開かれたのは、Zöld Macska(ズルド・マチカ、緑色の猫) という名前のパブでした。このお店では、ちょっと変わったビールが飲めます。
プラムビールなど




20時から始まると聞いていたのですが、さすがハンガリー、始まったのは21時くらいでした。楽団の人がパラパラと集まってきます。

この夜は、カロタセグ地方の踊り、サトマール地方の踊り、メズーシェーギ地方の踊りなど、少なくとも私たちがいた深夜2時ごろまでに、5種類ほどの踊りが繰り広げられました。
(サトマール地方出身の友人は、自分の村の踊りが始まると大興奮でした。)



ハンガリーへ観光でいらっしゃると、民族ダンスショーを見る機会があるかもしれません。
ショーの場合は、 ダンサーは綺麗な民族衣装を着ています。
Vadasparkレストランのショー


Vadasparkレストランのショー


ハンガリーダンスは見ても楽しいですが、本来は踊って楽しむもの!みんな汗だくになって踊るので、洗濯が簡単にできない民族衣装で毎回踊るのは、大変です。
そのため、普段のターンツハーズでは、普段着で踊る人がほとんどなのです。

ひたすら陽気であったり、どこか物悲しいハンガリー民族音楽のメロディーは、日本人の心にも響きます。
ハンガリーにお越しの際は、一度ターンツハーズを訪れて、地元の人のダンスを見ながら、民族音楽に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

(ブダペスト支店T)

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