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2013年4月23日火曜日

ノイシュバンシュタイン城のラクチン観光

ドイツ観光の一番人気、ノイシュバンシュタイン城。


年間訪問者数が百万人以上にもなるこのお城。



当然夏休みの時期には、入場券売り場は長蛇の列。(入場券売り場はお城のある山のふもとのホーエンシュバンガウという村にあります)







ホーエンシュバンガウからお城までは一般車両通行禁止。

山の上まで行くには、専用のバスか馬車、もしくは徒歩になります。バスなら5分程度ですが、歩くと30分~40分。

その後お城の見学でも歩くことを考えると、ここはバスを使って体力を温存しておくのが賢明です。ただ、バスに乗るにも行列。


列に並ぶことなくノイシュバンシュタイン城を観光するなら、ツアーに参加するのが一番です。

ツアーなら、チケットの予約・受け取りはガイドさんがやってくれますし、バスの順番待ちも必要ありません。ホーエンシュバンガウに到着したら、お昼を食べてすぐに専用バスでお城のそばまで登れます。

バスを降りたら、まずはマリエン橋へ。お城の遠景を眺めます。


2012年夏撮影。
工事で側面と塔の一部がシートに覆われていました。

ちなみに橋の上は、この混雑状態。




ガイドさんのアドバイスに従い、まずは橋の向こう側まで渡ります。橋の手前側は、押すな押すなの大混雑ですが、さすがに橋の最後の方は人が少なく、邪魔されることなく眺めたり写真を取ることができます。











お城側からマリエン橋を見たところ






マリエン橋からの眺めを楽しんだ後は、いよいよお城のそばへ。お城のすぐ下はちょっとした公園になっていて、お土産屋さんやカフェがあります。ベンチもあるので、城内見学時間の10分前ぐらいまでは、ここで時間を潰しましょう。


お城の入り口付近

日に数千人の観光客に対応するため、ノイシュバンシュタイン城では入場券購入時に城内入場時間が指定されます。
見学時間になり入場券の番号が表示されたら、チケットのバーコードを機械にかざすと、城内に入れます。(入場時間を20分以上過ぎると入れなくなるそうなので、遅刻には注意!)


1回の入場時間に入る人は大体20人程度。

グループツアー客も個人で来た人も、ここではオーディオガイドでの案内を聞きます。

まず入り口で希望言語のオーディオガイドをもらいます。

各グループ、係員1名が先導します。

最初の部屋に全員が入ると係員がスイッチを押し、各言語でのガイドが機械から流れてきます。

グループの後ろの方にいると、ガイドの対象物が見えないことがあるので、いつもグループの先頭近くに陣取るのがコツ。(これもガイドさんのアドバイスです)

録音されたガイド音声は、まったなしでどんどん進んでいくので、何の説明をしているのか見つけられないでキョロキョロしていると、次の説明に移ってしまいます。そんな時は、いつまでも探していないで、すっぱり諦めて次の説明に集中しましょう。

(注:お城入場から、一番最後の台所の手前までは写真撮影禁止なので、城内の写真はありません)

見学一番最後の台所。かなり近代的です。

約30分でガイドツアーは終了。これからまた山を下るのに時間がかかるので、お手洗いはここで行っておきましょう。



私が今回参加したのは、ユーロエクスプレスバス(日本語ガイド付き)。



ローテンブルクの街並み


ロマンチック街道の拠点、ローテンブルクを朝出発し、ガイドさんのノイシュバンシュタイン城やルードヴィッヒ2世のお話しを聞きながら、お昼にホーエンシュバンガウに到着します。








ランチ休憩の後、ノイシュバンシュタイン城入場見学。

その後は、世界遺産のヴィース教会の観光もあります。



草原の中にぽつんと建つ、ヴィース教会。外から見ると他の教会となんら変わりはありません。







一歩入ると中はこの通り。




豪華絢爛な装飾が施されています。
ここはどこ?と一瞬戸惑うぐらい。



祭壇付近だけでなく、教会の内部全体が、白と金を基調にした装飾で埋め尽くされています。普通は教会の中は薄暗いものですが、ここは中が明るく光り輝いていました。






この後、一路ミュンヘンへ。ミュンヘン中央駅そばでツアー終了です。

ローテンブルクからだけではなく、ミュンヘン発着の日本語観光バスもあります。

個人で行くと、電車やバスを乗り継いでチケットを買って・・・となかなか大変なノイシュバンシュタイン城観光も、ツアーならラクラク。お手軽に観光できるついでに、ヴィース教会まで見れてとってもお得。私のようなめんどくさがり屋さんにもおすすめです!

お申し込み・お問い合わせはJTBヨーロッパまで。
(ストックホルム支店 S)

2013年4月15日月曜日

あまり知られていないへードマルク地方の魅力


ノルウェーでもっとも皆さんに馴染みのある観光地と言えば、ソグネフィヨルドのある西ノルウェーそしてオーロラ観光で人気のあるトロムソのある北ノルウェーだと思いますが、今回はTrysil (テュリーシール)とFemund (フェムンド)という場所を中心にあまり知られていない東ノルウェー、ヘードマルク地方をご紹介します。

この地方は自然をこよなく愛する人にとても人気のある地方で、手つかずの大自然の中で夏は魚釣り、カヌー、ハイキング、冬はスキー、氷上魚釣りが楽しめます。

Trysilはオスロよりレンタカーまたは高速バスで3時間、FemundはTrysilをさらに1時間北上したところにあります。
 
                                                                       (スキーマップ:  skistar.comより)

Trysilには国内で最大のスキーセンターがありシーズンになると、国内からはもとよりスウェーデン、デンマーク、フィンランドからのスキー客で賑わいます。

最高地は1.100m、標高差は650m、最長スロープの距離は5.4km、リフトの数は31、初めてスキーを経験する人からプロ級の人用のスロープそして、子供用のエリアも完備されているので家族そろって楽しめます。


駐車場からはこのベルトコンベアー式のトンネルを利用してSki in/Ski out.
(駐車場によりトンネルがないところもあります。)
家族連れには特にお勧めな山を越してツーリストセンターの反対側のエリアFageråsen,
(ファーゲルオーセン)にあるリフトからの眺め。
ほぼ最高地点にあたるところです。
この日は雲ひとつない最高のポカポカ陽気だったのでレストランエリアも中の席はガラガラ。
皆外で日光浴。
ノルウェー人は"スキーを足にはめて生まれてくる"と言われるほど、スキーは生活の一部となっています。暗く長い雪の深いノルウェーの冬を耐え抜くには確かに何か冬の楽しみを見つけることが大事かもしれません。それがスキーなのでしょう。そもそもスキーはノルウェーが発祥の地ですからね。ノルウェー人がスキーが上手なのは当然かもしれません。
写真上は子供がスピードを出しすぎるのをストップかけるためにロープをつけてコントロールしている大人。このように小さな時からスキーをはめて練習する姿をよく見ます。


スキーセンター付近のお店、レストランのある通り。
この日はイースター休暇中ということもあってスキーを置くスペースも全て塞がっていました。
中には10万円級のスキーも野ざらしに置かれていたのにはちょっとびっくり。
ノルウェーは安全な国というイメージがノルウェー人の中にもあり結構皆ナイーブなんです。

 スキーの合間にロックコンサート。この日はスウェーデンの有名なバンドが
演奏していました。このコンサートはイースターの伝統です。

2年ほど前にオープンしたファーゲルオーセン側に建つPark Inn Mountain Resort Trysil.
野外温水プールとジャグジーはとても人気です。
また数々の雑誌で取り上げられた質の高いSpaもありますので、
スキーで疲れた身体を是非癒されてはいかがでしょうか。
もちろんSki in/ Ski outです。


ツーリストセンター側にあるRadisson Blu Trysil Hotel.
Trysilで初めてSki in/Ski outホテルとしてオープンしたホテルです。
一部分譲アパートになっています。ボーリングも完備していますので
スキーをしない日でも楽しめます。


Radisson Blu Trysil Hotelの室内プール。
 ロビーです。
宿泊をしない人も落ち着いたロビーバーでくつろげます。

Trysilを後にさらに1時間北上。
このような景色がずっと続きます。



Femund(フェムンド)国立公園に到着しました。
国立公園内に建つFemundtunet(フェムンドテューネト)ホテル&アパートです。
Femund湖が目の前に広がる贅沢なロケーションです。
夏期は湖遊覧船も出ています。
3月29日に撮影しました。日本は桜の時期ですが、木に残った雪が
"ノルウェーの桜の花"です。春はもうそこまで来ています。
Femund湖の眺め。

この地区の有名な景観地Isterfossen(イステーフォッセン)。
Femundtunetホテルから車で約10分ほどです。
Isterfossenからの眺め。向こう側に見える山はSølen(ソーレン)山。標高1.750m。
夏は反対側から山歩きも楽しめます。




氷上魚釣りを楽しむ人たち。
例えば以下の魚が釣る事ができます。
ただし釣りカードと言うカードを購入してから釣る事ができるのでご注意を。
(現地で買えます。)
ヨーロピアンホワイトフィッシュ



この地区はノルウェーの先住民族サーメという人々が
トナカイで生計を建てている最南地と言われています。
トナカイ横断に注意!の看板。


Femund湖を車で3分ほどのところにあるこの地域の中心地Drevsjø(ドレブショー)
野外センターの入り口。
敷地内には広く、昔この地域で実際に利用されていた建物が保存されています。
入場料は無料。

冬の間は歩くスキーをはいて見学が出来ます。
人間だけではなく動物も訪れます。
昔の貯蔵庫です。
トイレです。何故か外から鍵が開け閉めできるようになってました。

" スパルク "という雪深いところでは大事な交通手段。
片足で蹴りながら前に進みます。


Drevsjøにある有名ノルウェー人写真家Signe DrevsjøさんとJens O.Hagenさんの
アトリエ Gelleri Buret。
過去に朝日新聞写真コンクールに幾度も入賞されています。
すぐ隣に住んでいらっしゃるのでドアベルを鳴らしてお願いするとアトリエを開けてくれます。


Femund地域で撮った沢山の写真を展示販売していらっしゃいます。
 Jens さん手作りの陶器。こちらも買う事ができます。

お宅にお邪魔してノルウェー伝統のワッフルをいただきました。
卵、小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、カルダモンパウダーなど
を混ぜ合わせてハート型のワッフル専用焼き器で焼きます。

出来上がりはこんな感じ。 サワークリーム、イチゴジャム
ヤギのチーズ、バターなどを塗っていただきます。





イースター期間によく見られる飾り。
これから芽がでる枝と鳥の羽根を表した
デコレーション。カラフルですね。


へードマルクはアウトドアー派には最高のリゾート地です。
まだまだ日本の観光客には知られていないとてものんびりとした穴場です。
是非オスロにいらした際には足を伸ばされてみませんか。

Femund- Engedal ウェブサイト

ノルウェー支店  Y