自己紹介

ロンドン・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ローマ・バルセロナ・マドリード・モスクワ・ヘルシンキ・オスロ・ストックホルム・コペンハーゲン・プラハ・ブダペスト在住の私たちが、 新鮮な旅行情報を交代でお知らせします!

2011年4月29日金曜日

リトアニアは今が旬!!


ひょっとすると北欧諸国よりも長く、そして暗い冬のリトアニア。そんな冬を乗り越えると、驚くほど青い空と緑の自然が美しいリトアニア。国自体が小さくあまり知られていませんが、日本との繋がりもある豊な歴史と文化財、小川・湖を囲む深い緑の林があるリトアニアはまさしく秘境地です。そんなリトアニアを訪れるには、日照時間が長い5月・6月がお勧めです!

赤い煉瓦と緑のコントラストが美しい旧市街

歴史的には欧州で最後にキリスト教を受け入れたリトアニアですが、現在ではキリスト教徒の数は欧州内でもトップで、それを象徴するようにカトリックのみならず正教も含め、多くの素晴らしい教会が見られます。

ナポレオンがパリに持ち帰ろうとした聖アンナ教会

元は神殿であったヴィルニウス大聖堂

世界でも珍しい素晴らしい化粧漆喰で覆われた聖ぺトル&パウロ教会
旧市街の小路や目抜き通りにはテラス・カフェも出て、リラックした時間が過ごせるのもリトアニアの醍醐味
旧市街の目抜き通りピリエス通り
店やレストランも並ぶゲディミノ通り

首都でありながら自然の多いヴィルニウスには、小川に沿った屋外レストランでも楽しめます


そして、ヴィルニウスから30キロ離れたところには、湖に浮かぶロマンチックなゴシック式のお城トラカイ城があります。
歴史的に非常に価値があるトラカイ城を訪れ、湖に浮かぶヨットやボートで遊んだあとは、湖畔にあるレストランにてお城をバックに夕日が落ちるまでのんびりと過ごすことができます。

トラカイ城と魅惑のリトアニアについてはまた次回!!

次回まで待てない、今すぐにリトアニア旅行の計画を立てたい、という方はJTB チェコまでご連絡下さい。リトアニアの魅力を知り尽くしたスタッフが、旅行計画のお手伝いをします。

2011年4月26日火曜日

サンジョルディ 2011年

前回のサンジョルディの案内にひとつ間違いがありました。サンジョルディはカタルニャのお祭りです。祭日ではなかったので訂正しておきます。今年はイースターと重なって勘違いをしてしまいました。


今年のお祭りの様子です。


赤十字のスタンド

サンジョルディのパンで、カタルーニャの旗をいろどっています。








ランブラス通り(バルセロナの有名な遊歩道)の様子です。
本を売るスタンドとバラを売るスタンドでいっぱいでした。

 


 バラの値段もいろいろ!
 本はちゃんと10%引きと案内されています。



バルセロナの大学生たちの日本支援のスタンドです。バラと鶴をセットで。

2011年4月20日水曜日

サンジョルディ

バルセロナの4月の第2週は初夏の気候で、北の国の方に「既にバルセロナの海で泳ぐ人も!」という海のレポートを思っていたのですが、その後急に寒くなり、海どころではなくなりました。
で、話題を急遽変えなくてはならなくなってしまい、カタルーニャの伝統祭りのひとつである。「サンジョルディ」をテーマにしました。

イースターが目の前に近づいてきていますが、今年2011年はイースターとバルセロナのあるカタルーニャ地方のお祭り「サンジョルディ」が重なってしまいました。

 この写真はやしの葉をいろいろに折って作った飾り物ですが、イースターの前、お店が出来て通りで売っています。
イースターの前の週の土曜日までに購入して次の日曜に教会で祝福してもらい、各家でバルコニーなどに飾ります。



4月23日はカタルーニャの守護聖人サンジョルディ(英語ですとセントジョージ)の日となっていてカタルーニャでは祭日です。(スペインは地方によってその地方のみの祭日があります。)

聖人サンジョルディ伝説にちなんで赤いバラの花1輪を男性から女性に贈る習慣があります。(普通は赤なのですが最近はいろいろな色がでています)

また、この日は1996年にはユネスコで「本の日」と決められていますが、カタルニャでは1923年に既に23日を「本の日」と決め、カタラン語での新作の本の発表日となっていました。勿論フランコの時代にはこのお祭りは催されていませんでした。
ちなみに4月23日はセルバンテス、シェクスピアがなくなった日だそうです。

今では23日になるとバルセロナのランブラス通り、パセオデグラシア通りなど大通りだけでなく各区域の街角で本屋が出店を出して本を販売、この日は10%引きとなっています。大きな本屋では著者のサイン会をしているところも有ります。

男性から女性にバラの贈り物に応えて女性から男性には本を贈り物にします。勿論必ずではありませんので親から子供でもいいのですが。



その本屋と並んで花屋だけでなくいろいろなグループがこの時にとバラを仕入れてきてあちこちで売っています。子供・学生たちのの夏のキャンプの資金作り、ONGの資金作り、或いはジプシーの人たちとさまざまな人が街角でバラを販売しています。
今年は日本の震災でバルセロナの大学生がやはりバラの花と折鶴をタイアップさせて売り上げを義捐金にしようとしています。

皆さんご存知かどうか分かりませんが、一度このサンジョルディの催しが日本に輸入されましたが、定着しませんでした。バレンタインより素敵だと思うし、本屋と花屋は乗り気だったと思うのですが、日本では受け入れられなかったようです。


ところでバルセロナ在住のアーティストの1人がサンジョルディに、スタンドを町の協力で出してもらい、本のしおり(こちらの人の名前を筆でその場で記入)を作成、義捐金を募りますが、折りバラを賛助してくださった方に渡します。

その折バラ、私も試みましたが、結構難しいものです。皆さんも一度挑戦してみてください。



http://www.fukuyama-th.hiroshima-c.ed.jp/link/oribara/index.html


今年のサンジョルディの様子は来週追加版で写真をお送りします。

2011年4月15日金曜日

イースター色

先週の記事の、アムステルダムよりはおそらく少々遅れてヘルシンキも春らしくなってきました。
とは言っても、まだまだコートは手放せない日々・・・身軽に街歩きがしたいものです。

春らしさを感じるのは、太陽の光、そして街の中の色です。日本では春といえば桜の色を思い浮かべていましたがこちらでは春になると黄色と黄緑色があちこちに溢れます。
春の訪れを感じさせるイースター飾りがその色だから春を連想させるのか、はたまたそれが春の色だからイースター飾りに使われるのか・・・
とにかく、今、ヘルシンキは黄色と黄緑色に彩られ明るく輝いています。


中心部のショッピングストリート、アレクサンテリン通りのH&M



 


人気のインテリアショップPentikの中も優しい色合いです

Pentik








































そして、黄色の水仙もイースターの時期にあちこちに飾られます。


イースターと言えば、ウサギの形やイースターエッグの形をしたチョコレート。
子供達は、いったいいくつのチョコレートを手に入れられるか今頃心待ちにしていることでしょう。

 
Stockmannデパートチョコレート売り場(改装され広がりました)



 


 

このような光景はおそらく欧州には共通しているものでしょうか。


では、これはどうでしょうか・・・

フィンランドでイースターの食事と言うとラム料理、パーシャというフレッシュチーズを使ったケーキ、そしてこの写真の「マンミ」です。

ライ麦粉、麦芽、砂糖類を長時間かけて熟成させ独特の甘みをつけるこの「マンミ」、見た目はなんだか海苔の佃煮のようです。

 通常、冷やしたものに好みでお砂糖、クリーム、または牛乳をかけて食べます。実は、フィンランドの人でもこれを好きと言う人を見かけたことはあまりありません。。。
日本人にとっては、黒糖のような味、なんだか「ふ菓子」のような味だと思うのですが、やはりこれが大好きと言う人はあまりいないようです・・・

マンミはイースターの時期でなくても冷凍コーナーにて見つけられますので、フィンランドにお越しの際には現地の味としてぜひお試し下さい。

皆様、良いイースターの休暇をお過ごし下さい。


(ヘルシンキ支店T)

2011年4月7日木曜日

アムステルダムにもやっと春がやってきました。

アムステルダムからこんにちわ!
アムステルダムにもやっと春がやってきました。アムステルダムの春を彩るのは何といってもカラフルな花々、そしてオランダを代表する花、チューリップでしょう。
チューリップをはじめ春の花々で知られるキューケンホフ公園も3月第4週目の木曜日から開園致しました。1年に2ヵ月しか開きません。年に10ヵ月は息を潜めて開園の時を待っているのです。
キューケンホフ公園はアムステルダムから南西に車を30分ほど走らせたLIESSEという町にあります。マイカーで出掛ける方が多いのですが、公共交通機関を利用する場合はアムステルダム・スキポール空港から58番のバスがキューケンホフ公園まで15分おきに運行されています。そして可能であれば入場券をキューケンホフのサイトから事前購入される事をお勧めします。もし、マイカーでお出掛けになられる場合は、午前中の早めに行かれる事をお勧めします。駐車場に車を入れる迄に長い時間、待たないとなりません。
入場したら園内マップを貰いましょう。そして花の香りに誘われるに任せて歩いてみてください。園内はチューリップだけでなく、2ヵ月の開園の間、さまざまな花を見る事ができます。来園の時期が季節の始めの方であれば、是非、公園の端に聳える風車にあがってみてください。上からはこの公園の横に広がるチューリップ畑が見られます。オランダのチューリップは基本的に球根を採取する為のものなので、花が咲いても球根を太らせる為に早い時期に花は刈り取られてしまいます。
園内は歩き回るだけでも結構な距離を歩きますので、疲れたら園内のあっちこっちにあるカフェなどで休んで胸いっぱいに緑の息吹、花の香を吸い込んで見てください。













キューケンホフ公園訪問のついでにアムステルダム市内観光を…という方。アムステルダムは歩いて廻るのにほど良い大きさです。中央駅を要として開いた扇形をしています。
歩き始めは…中央駅。駅前は現在地下鉄工事の為、あちこち掘り返されていますが、そこからまっすぐ伸びているのがダムラック通り。駅前、さらにこのダムラック通りの左側には運河クルーズの乗り場があります。運航会社は幾つかあり、料金は異なりますが、あまり待ち時間なく運河クルーズを楽しむ事ができます。(運河クルーズは約1時間。簡単な説明が英語をはじめ各国語で流れます。ただし、日本語のガイディングテープを保有しているのは駅前のHOLLAND INTERNATIONALのみ。また、乗船客の人数や国籍などによって必ずしも日本語のガイディングテープは流して貰えません。)ダムラックの右側にはお土産屋さん、レストラン、カフェ、名物パタッチェ(オランダ風フライドポテト)を売る店などが並び、ものの5分も歩くとダム広場に出ます。ダム広場の右には新教会、王宮、左側には戦没慰霊碑があります。ダム広場からさらに南に伸びていくダムラック、或いはその1本西側の歩行者天国の道を歩くのも楽しいです。この歩行者天国の道はカルファー通り。たくさんのお店が軒を連ねています。週末ともなると観光客だけでなく地元の人で賑わいます。そしてこの道の先には、ムント塔、そしてシンゲルの花市場へと繋がります。このシンゲルの花市場では1365日、花々の球根などを買う事ができます。春ですとチューリップなどの生花を買う事もできます。チューリップなどは50本で10ユーロなど、日本では考えられないくらいの安さです。

ちょっと戻って、ダム広場裏からトラム5番に乗って10分も行くと美術館地区に到着です。オランダの誇る国立博物館RIJKSMUSEUM)、そしてゴッホ美術館があります。これらの美術館へ歩いて行く事も可能ですが、時間のない方はトラムを使われるのが便利です。トラムは1時間チケットが車内で買えます。(2.6ユーロ)日本のSUICAカードみたいになっており、乗車時、下車時に扉際の機械にチケットをかざします。(チェックイン、チェックアウトと言います)1時間以内であれば何回乗り継いでも同一料金ですが、下車時のチェックアウトを忘れると、規定時間内に再度乗車する時にチェックインできません。日本のタッチ&ゴーのようにチェックイン、チェックアウトを忘れないようにしてください。(特にトラムはこのタッチ&ゴーをしなくても下車できてしまいますので…)。

運河沿いの間口の狭いレンガ建ての家々。水面に枝を垂れる木々、運河を滑る水鳥。アムステルダムは一年で一番輝かしく、香り豊かな季節を迎えます。どの風景を切り取っても絵になり、どこか懐かしさがよぎる、安らぎすら与えてくれる街並みです。是非、春のアムステルダムを楽しんでみて下さい。