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2011年10月31日月曜日

ミラノA.T.M(市内交通)利用の虎の巻

他の欧州の大都市に比べると、観光場所がこじんまりとまとまっているミラノ。
そのミラノを移動する時にお世話になるのが、ミラノの市内交通局(通称ATMアーティーエンメ)。
ATMの代表選手は、観光客がよく利用する地下鉄(METRO)、
でも、同じ切符でバス&路面電車(トラム)も使えるって、ご存知でしたか?

2011年9月から、ATMの料金とルールが大改正したので、そのご案内も含めて、
今回は、ATMを大活用してミラノを動く虎の巻をご紹介したいと思います。

1. チケットの種類
-BIGLIETTO ORDINARIO
 料金:1.5ユーロ(改正前は1ユーロ)
 有効期間:90分(改正前は75分)
普通チケット、ATMネットワークのURBANエリア内で、有効期間内無制限に利用可能。
但し、地下鉄及び国鉄、PASSANTE鉄道は1回のみ利用可。
-BIGLIETTO GIORNARIERO
 料金:4.50ユーロ(改正前は3ユーロ)
 有効期間:最初の打刻から24時間(改正前も同様)
名称は"1日券"ですが、実際は24時間券です。
24時間以内に、3回以上地下鉄を使う、または、90分以上の間隔で移動を繰り返す人向き。
-CARNET 10 VIAGGI
 料金:13.80ユーロ(改正前は1ユーロ)
 有効期間:1枚あたりの有効期限は90分(改正前は75分)
上記BIGLIETTO ORDINARIOの10枚綴り件。
ミラノに長く滞在して、毎日ATMを使うよ、という人向き。
数人のグループで、同じ旅程に使うことはできません。
CARNETはフランス語で「回数券」の意味。
キオスク等で買う時は、「カルネー」と、ネーを強めに長く発音して下さいね。
なぜなら、イタリア語で「CARNE」は"お肉"の意味。
この場合は、Aにアクセントがあります。
よもやキオスクで「お肉を下さい」もないでしょうから、売り子さんも間違いは分かってくれますが、失笑されない為にはご注意を。。。

ここまでが、主に観光客がよく使う切符のトップ3ですが、
観光客の方ばかりがこのブログをご覧になっている訳ではないと信じ、
他の切符もご紹介しておきますね。

-BIGLIETTO SERALE
 料金:3,00ユーロ
 有効期間:20:00から、ATMサービス終了時間まで(無制限)。
夜間チケット。通常のORDINARIO券と違って、地下鉄を含め、利用回数無制限。
市内区間(URBANO)だけでなく、市外区間(INTERURBANO)のATMネットワークも利用可。
ここの飲み屋からあそこのディスコへ、ミラノの夜を十分に満喫したい方向き。
-BIGLIETTO BIGIORNARIERO
 料金:8,25ユーロ(改正前は5,50ユーロ) 
 有効期間:最初の打刻から48時間
2日券ならぬ、48時間券。

ただここで注意して頂きたいのが、ミラノ郊外のRHOの見本市会場(Fiera Milano)にいく場合。
ミラノ=Fiera Milano間は市内区間ではないので、チケットが別になります。
 料金:片道 2,50ユーロ 
 有効期間:105分
地下鉄1番線M1(赤線とも)の終点、Rho-Fieraまでの地下鉄が1回利用可。
有効期間内でのバス・トラム等の利用はもちろん可能です。

以上のチケットは、地下鉄の駅の窓口、券売機の他、
街中のキオスク(新聞、雑誌等を売っているスタンド)、タバッキ(店頭に「T」マークの看板のある、タバコ、切手、切符専売バール)で購入が可能です。
乗車してからの購入は一切不可、
検札員が来た時に有効なチケットを持っていない場合は、厳しい罰金が課されますので、
くれぐれもご注意下さい。

なお、到着/出発空港がリナーテ空港の場合に便利なのが、最近できたAir Bus(エア・バス)
リナーテ空港とミラノ中央駅間を、30分に1本の間隔で結んでいます。
 料金:片道 5,00ユーロ/往復 7,00ユーロ
 所要時間:約25分

 ※このバスのチケットは、直接運転手から購入可です。 

Immagine Air Bus


最後に、番外編としてのATMサービスをご紹介。
Tram Ristorante ATMosfera
これは、トラム車両を利用して、内部をレストランに改装したものですが、
止まっているわけではなく、通常のトラムが走る路線を移動するので、
食事をしながら、ミラノ市内を車窓観光できるというもの。
Immagine tram ristorante ATMsfera
 料金:65ユーロ(食事は肉料理、魚料理、野菜料理から選ぶコースメニュー)
 運行時間:火-日曜日。
        ランチは13:00~、ディナーは20:00からで所要時間は2時間。
 予約:フリーダイヤル800.80.81.81(月-土曜日の11:00~19:00)、
     もしくはメールatmosfera@p2000.itで申し込み。
     完全予約制なので、人数とメニューのコースを伝え、前もってお申し込み下さい。
観光客だけではなくミラノっ子にも人気で、記念日の食事や会社の会合にも使われています。
予約がなかなか取れないので、頑張ってトライして下さいね。

海外の交通機関は、ガイドブック片手でもなかなかハードルが高いもの。
でも、賢く使えば、旅の楽しみも倍増。
この虎の巻を参考に、楽しいミラノのご旅行を!
BUON VIAGGIO !!!

2011年10月28日金曜日

ロバニエミ冬の楽しみ その2

前回は、スノーモービルのツアーについて書きましたが、ロバニエミで体験できるウィンターアクティビティは、それだけではありません。犬ぞり、となかいそり、クロスカントリースキーなど、さまざまなアクティビティがあります。まずは、ツアーの中でも一番人気の犬ぞり。


ロバニエミのハスキー牧場には、犬ぞりを引くハスキー犬が300頭余り飼われています。

ラップランドサファリ社のツアーで犬ぞりができるのは、『ハスキーサファリ』と、『北極圏疾走(Arctic Speed)』と『北極圏コンビネーション(Arctic Combination)』の合計3種類あります。

ハスキーサファリでは、犬ぞりのみで2時間と本格的に取り組みますが、その他の2つのツアーでは、ハスキー牧場に設けられたトラックを1周する犬ぞり体験になります。4人1組で交替で乗り込んで1周する様子は、遊園地のジェットコースターみたい・・・と思ったのは私だけでしょうか。

犬ぞりに乗ってトラックを1周する様子
思ったよりスピードがあります


1周終わって戻って来ました。
犬たちはまだまだ走りたくてたまらないようです。


牧場には、実際にソリを引いている犬たちの他に、病欠・休暇中の犬や、今年生まれてまだ成犬になっていない犬があちこちにいます。順番でツアーの全員が犬ぞり体験をする間に、そんな犬たちとお近づきになれます。

早く1人前になって、そり引きたい・・・・

スノーモービルに乗って、犬ぞりも体験したら、あと残るのは・・・・となかいのそりです。

私自身はとなかいのそりは体験しませんでしたが、お昼過ぎにサンタ村に行ったら、となかいのそりでサンタ村に到着した人たちに遭遇しました。となかいのそりに乗って、サンタクロースに会いに行くなんて、ロバニエミならではですね!
『サンタクロースサファリ』では、となかいのそりだけでなく、スノーモービルに乗ったり、サンタ村の観光もツアーに含まれていますので、一度にたくさんのアクティビティを楽しみたい方にぴったりです。

牧場からツアー客を乗せてサンタ村に到着。となかいさんお疲れ様。



となかいが引くソリ

となかいのそりだけ楽しみたい方は、『忘れられないドライブ(Ride of Your Life)』にご参加下さい。その他のアクティビティもという方は、
『北極圏コンビネーション(Arctic Combination)=犬ぞりととなかいのそり』
『4つの風の伝説(Legend of Four Winds)=スノーモービルととなかいのそり』
があります。(注:4つの風の伝説は、1月1日より催行になりますので、12月中に行かれる方はこのツアーには参加できません)

となかいのそりのツアーに参加した方は、『トナカイソリの国際免許証』がもらえます。これがあれば、どこの国でも運転可能!トナカイソリがあればですが(笑)。

ロバニエミに行くのは、サンタクロースとオーロラが目的という方が多いと思いますが、1日でも2日でも長く滞在して北欧ならではのアクティビティを体験してみて下さい!

弊社ではこれらのエクスカーションツアーの予約を手配しています。直接予約されるのと料金は同じです。ツアーに関する質問も日本語でどうぞ!

(ストックホルム支店 S)

2011年10月17日月曜日

ハンガリーの世界遺産

日に日に寒くなっていくハンガリーからこんにちは。
今回は、ハンガリーのユネスコ世界遺産をご紹介します。
 
小さな国ハンガリーですが、7ヶ所の文化遺産と、1ヶ所の自然遺産が登録されています。
文化遺産
・ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り
・ホッロークー
・パンノンハルマのベネディクト派修道院とその自然環境
・ホルトバージ国立公園
・ペーチの初期キリスト教霊園
・フェルトゥー湖の文化的景観
・トカイのワイン地域の文化的景観

自然遺産
・アッグテレク・カルストと、スロヴァキア・カルストの洞窟群


さて、この中で今回紹介するのは。。。






 そう、パンノンハルマのベネディクト派修道院です。



ブダペストを出発し、車でパンノンハルマに向かいます。
この修道院は、「パンノニアの聖なる丘」の上にあり、遠くから見るとランドマークのように見えます。

 遠くに見える白い建物が、修道院です。
近づくにつれて、段々大きくなってきました。

 

綺麗な白い色をしています。





これが表門です。


門の上部に、かわいらしい飾りがついていました。










ガイド付きツアーに申込み、みんなで中に入ります。
私たち以外はハンガリー人観光客で、ツアーもハンガリー語で行われましたが、最初のDVDを見る部分のみ、DVDに日本語字幕をつけてくれました。

 解説は、修道院に併設されている学校の生徒(と思われる)、若いお兄さんがしてくれました。









中に入ると、通りに像があったり、ドアや壁がきれいに装飾されています。

昔の修道士も、一生懸命勉強していたんですね。


この修道院の見どころの一つに、図書館があります。
オスマントルコに襲われ、ハプスブルグ家に占領されたハンガリーでは、蔵書を大量に失うこともあったそうです。











魔法使い映画に出てきそうな図書館です。










この修道院では、修道士が祈りを捧げるだけではなく、労働と祈りの時間のバランスを保つことに重きをおいているそうです。
労働の一例として、ワイン造りがあります。
今回は見れませんでしたが、ワイナリーツアーもあります。

おまけ
パンノンハルマ修道院を建設させたのは、ハンガリー建国の父、聖イシュトヴァーンの父親、ゲーザ公でした。
父とともにハンガリーのキリスト教化に貢献した聖イシュトヴァーンについては、パンノンハルマでもその姿をみることができました。
 帰りに立ち寄ったヴェスプレームの街でも、ギゼラ妃と立つ聖イシュトヴァーンの像がありました。
 この聖イシュトヴァーン、どの像や絵を見ても、同じような顔をしています。
本当にこのようなお顔だったのか、興味深いですね。
(各作者が、一つの絵をもとに自分の作品を作っているのかもしれませんが。。。)

ハンガリーにお立ち寄りの際は、是非「パンノニアの聖なる丘」にも足をお運びくださいませ!

(BUD支店 T)
 

2011年10月10日月曜日

パリ文化遺産の日

町を歩いているだけで楽しく、カフェ、ショッピング、美術館等 いつでも遊ぶ場所にに困らないパリですが、毎年9月の第3週目の週末には普段見れない特別公開の場所が見れる文化遺産の日がある事をご存知でしょうか?
これは、フランス全土で行われるので、どこか珍しい所のご見学を決めてフランスご旅行の予定を立てては如何でしょうか?
まずは下記のサイトから行きたい場所を選びます。
http://www.journeesdupatrimoine.culture.fr/

地図に沢山の見学先が記載されているため、迷ってしまいますが、美術館なんかの見学先もほぼ全て無料、でも何より普段一般公開されていないものが見れるのがこの日の楽しみです。
一番の人気は何といっても、大統領官邸のELYSE宮、毎年この日は4-5時間待ちで人が並びます。
他にも、国会議事堂のASSEMBLE NATIONALやパリの市役所なんかも人気です。

私は長く待つのは苦手なので、今年は中世の上水道と、法務省、外務省に言って参りました。

Regard de la Lanterne(1583-1613年作成)と呼ばれる水源地は 以外に起伏のあるパリ市内の高い所にある所から 以前はセイヌ川周辺に沢山集まっていた住人に水を送る水道です。
地下にある井戸みたいな所に、自然石や、砂で濾過された水を集めて石の水道を作って流して
いたようです。
水源地は大切な場所なので、写真の様な釣鐘式の綺麗な建物を建てて、大切にしていたそうです。
中に入ると、今は水が少なくなってちょろちょろとしか 流れていないのですが、ちょっと神秘的な場所です。
ただ、説明はフランス語だけなのと、ちょっとマイナーな場所ですよね。

折角 フランスに来たのだから、もっとフランス的な建物をという方には、各省舎の見学をお勧めします。
待ち時間は場所によって違いますが、大体15分から1時間くらいで入れます。
庁舎なんて何で?を思われる方も多いと思いますが、ほとんどの省舎が昔のお城や館をを改造して、オフィスに利用しているため、その建物の中を見る価値は十分あるのです。
法務省舎は普段仕事に使っている電話なんかがそのまま置いてあって、こんな豪華なところで仕事をしているの??って普段ゴチャゴチャしているオフィスしか知らない、私にはびっくりです。

法律の本が沢山あって、いかにも法務省って感じですよね。

外務省のほとんどのスタッフは普段他のところで業務をこなしているのですが、この建物は、外国からのお客様がいらっしゃった時にここで食事をしたり、会議をしたりする日本で言う迎賓館の様な場所です。

この建物は以前はお城だったとか、大変豪華な飾りつけが各部屋にあって、もしかしたらベルサイユ宮殿よりも豪華かもしれません。
こんなピカピカなトイレもあります。

と、ちょっと先の話ですが、是非来年の9月の第3週にフランスにいらっしゃり、他の人が見た事の無い、パリの建物をご見学されては如何でしょうか?




2011年10月6日木曜日

ドゥブロヴニク @ クロアチア

英語表記だと“Dubrovnik”。
筆者にはとても覚えにくく、今にも舌を噛みそうな名前の街ですが、、、皆さんご存知ですか?
今回はクロアチア南部にある街ドゥブロヴニクの情報をレポートして行きたいと思います!



旧市街は海に面し、城壁を周りに囲んだその街は“アドリア海の真珠”と呼ばれ、海や空の透き通る青、太陽を浴びて更に色鮮やかになったオレンジ色の家々の屋根や白壁は、まさにその名の通り!
スタジオジブリ製作“魔女の宅急便”の舞台とも言われていて、大好きなアニメの光景を目の前にし、おとぎ話だった事を忘れ“自分も魔法が使えるかも!?”と錯覚するほど(笑)



全長約2KMの城壁は歴史や海、山の自然を眺めながらの散歩をしつつ、所々そこに住む人達の生活も垣間見えたりする。。。 住人の方々は観光客を意識してか(?)干している洗濯物の色を揃えたり、インテリアに気を遣っている様で関心&微笑ましかった~!








市内観光に飽き足らず、船の旅も楽しみたかった私。市の外れにある港から船で15分くらいの場所にあるロクルム島に向けて出航。 島にはナポレオン軍の築いた要塞やベネディクト派修道院、植物園などがあるのですが、今回の目的はまさかのヌーディストビーチ! 開放感たっぷりの雰囲気を味わいながら、島の周りを走るグラスボートに手を振ってみたり(笑)皆様も是非ご体験下さい!
意外とクセになるかもしれませんよ ^^;
(ちなみにヌーディストビーチの隣はゲイビーチだとか。。。こちらはさすがに怖く、近づけなかった ーー;)





ドゥブロヴニク(クロアチア)の食事はピザ&パスタ等の、イタリアの影響を受けたものを始め、タコ、イカ、手長エビの魚介等もとても美味! 物価も安いのでお財布にもやさしいしとくるから嬉しい。
夜のライトアップされた旧市街や城壁を眺めながらの夕食は、さらにロマンチック (*´艸)
(世の殿方、ここはプロポーズPoint!テストに出るのでチェックして置くように!?




海の綺麗なこの地に来て、マリンスポーツ等のアクティビティーも忘れてはいけません!!!Dubrovnik Palace Hotelに隣接するスキューバセンターでは、ライセンスの取得も可能で、今回はアドリア海のスカイブルー&エメラルドグリーンを堪能。 ダイビング中には形、表情、色とりどりの魚やタコ、ヒトデ、少し不気味だったけどウツボ等の海の生き物にも遭遇! 
ダイビングは初体験だった為、大きな水族館の中に居るようでとても不思議な感覚と、海の中の世界を見る事が出来た事で感涙。せっかくのダイビングなのに目の前が見えず、涙も拭えず(笑)




この他にも夕日の沈み行く海の上でカヤックやジェットスキー、乗馬等のアクティビティーが体験可能です!



*)Hotel Dubrovnik Palace 〔ドゥブロヴニクでお勧めのホテル〕

 

・旧市街からローカルバス4番で約15分。(夏季には無料シャトルバス有り)
5つのレストランやプライベートビーチ、屋外&屋内プール、SPA等の施設が揃っています。
今回お世話になったスキューバセンターも、ホテル内併設されていて、にリゾート休暇を取るには最高のホテルです。

(CPH支店M)