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ロンドン・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ローマ・バルセロナ・マドリード・モスクワ・ヘルシンキ・オスロ・ストックホルム・コペンハーゲン・プラハ・ブダペスト在住の私たちが、 新鮮な旅行情報を交代でお知らせします!

2014年3月21日金曜日

夏の始めに南仏ラベンダー旅行はいかがでしょうか。

プロバンスでは6月末から7月始めにかけてが一面紫のラベンダー畑、そこに立って写真を撮ってみませんか。


今からだと充分準備期間はあります。予定を立てるのも旅の楽しみの一つです。

私たちの昨年の旅行例をご案内したいと思います。
昨年(2013年)は6月24日からの連休で出向いたのですが、春の訪れが遅い年であり、この時期でもまだつぼみ状態で、緑の勝った写真となっています。

















でも7月に訪れた人は次の通り。
















6月24日 1日目 バルセロナを朝出て国境を超え、アルル、ゴッホの跳ね橋の前で昼食のおむすびを、その後目的地VALENSOLEの近くのMANOSQUEまで一気に走ります。




MANOSQUEにはL'OCCITANEの工場があり、ミュージアムと直売店に駆け込みました。直売店は10%の割引となっています。






















可愛らしいミュージアムを見学後はVALENSOLE まで田舎道をゆっくり走って、村の近くになると見えてきます。一面のラベンダー畑が。でも満開でなくまだまだつぼみのようでがっかり。



私たちはVALENSOLEにあるGITEに泊まりました。
フランスではGITEと言っている民宿が充実しています。
マダム自らお手製のパンなどでの朝食、南仏っぽい朝食が堪能できます。














2日目 VALENSOLE を出発して近くのラベンダー畑に行きましたがやはり、まだまだ満開ではありません。
今日は近くのリュベロン地方散策に出かけます。「プロバンスの3姉妹」と呼ばれるシトー派の修道院の一つABBAYE DE SYLVACANEを見学。



    その後はリュベロンの素敵な町のいくつかを回ります。(LOURMARIN-BONNIEUXなど) 
    どこもしゃれた作りの小さな町で、可愛いお店が並んでいます。


ボニューでは山の頂に立つ教会の前からリュベロンの谷を眺め、そろそろと階段を降りて谷に面した側にある小さなレストランで昼食。

    ギャルソンが日本語を独学で勉強していると、私たちに日本語を片言で話してきました。料理は味・プレゼンテーション・料金に満足。

    






この村の教会ではラベンダーの花束を信者さんのお席に青年が飾っていてほのかな香りが。。。



3日目VALENSOLEから近くの陶器の町MOUSTIERS-STE-MARIEへ。村の通りにはムスティエ焼きといわれる陶器のお店が並んでいます。
時間と運転技術があればムスティエサントマリーから南に下ったところにフランスのグランドキャニオンといわれる『ヴェルドン峡谷』がありますが、今回はあきらめました。いつかはいって見たいところです。この村のサイトから峡谷の様子が分かりますのでご覧ください。
http://www.moustiers.eu/spip.php?lang=en






エキスアンプロヴァンスに戻ってそこからはスペインへ一気に帰るのですが、エキスアンプロヴァンスに入る前には突如今までの風景とはうって変わって有刺鉄線が何十にも張り巡らされた重々しい地域を通りました。フランスの原子力研究センター・カダラッシュです。(4年前は所長は日本人だったとか)今までの風景との落差が大きくどちらが現実なのか、なんだかサスペンス映画の世界に一瞬入ったような感じです。
あっという間にそこを通り過ぎて後は高速をスペインまで、夕刻には家に到着です。
    

お土産のお勧めはラベンダーの蜂蜜。


ちなみに車ご利用で無い場合にはリュベロン地方の町へはエキスプロヴァンスの観光オフィスで観光バスを手配可能です。
ただ夏のプログラムはまだアップされていないようです。

http://en.aixenprovencetourism.com/aix-tours-thursday-provence.htm

(バルセロナ支店 M)
    
    

2014年3月10日月曜日

死ぬ前に一度は行きたい・・・!?マチュピチュ

マチュピチュってご存知ですか?


ペルーの山奥のジャングル地帯にあるインカ帝国の遺跡です。標高2400mの山頂に築かれていて、ふもとからは全く見えないので、謎の空中都市とも呼ばれています。15世紀に建設され、16世紀のスペイン人のペルー制服と共に忘れ去られ、20世紀初めに再発見されたこの遺跡はまだまだ謎に包まれていて、新・世界七不思議の一つに数えられています。


こんなに大きな遺跡がなぜ何世紀も発見されなかったのか?マチュピチュまでの道のりを説明すればわかっていただけるかもしれません。

マチュピチュ観光のベースキャンプとなるのは、今でもペルー有数の大都市のひとつであるクスコ。この町はインカ帝国の首都として栄え、クスコ市街も世界遺産の一つです。

クスコの中心 アルマス広場と大聖堂

クスコから車で30分弱のところにあるポロイ駅からマチュピチュの麓のアグア・カリエンテスに向かう列車に乗ります。

クスコとマチュピチュを結ぶ列車



















天井がほとんど窓です。



















 列車は川に沿ってどんどん下っていきます。
回りは切り立った山、山、山・・・・。

 山の頂上は天井の窓からやっと見えるぐらいです。
















3時間ちょっとで列車の終点、アグア・カリエンテスに到着。土産物市場を抜け、ホテル街を抜けてバスターミナルへ。


白く見えるのがバスが昇る道です

 いろは坂なんか目じゃない急カープの続く
 斜面を登っていきます。




そしてやっとマチュピチュの入り口に到着!
でもここからも遺跡は全く見えません。


山の斜面に作られた坂や階段をえっちらおっちら上っていくと・・・・見えてきました!


ふもとの茶色い川が見えますか?あの高さからここまで登ってきました!






20世紀初頭の発見時の写真にも同じ場所のものがあり、
すでに亀裂はありましたが、だいぶ小さかったです。







マチュピチュは山と山の間に土を盛って作られているため、亀裂が入り始めているそうです。



そのため入場制限があり、好きな時に行って好きな時に観光できるというわけにはいきません。さらにワイナピチュに登れるのは1日数百人、こちらはもっと狭き門です。




遺跡の向こうの尖った山がワイナピチュです

 マチュピチュ=古い山、
 ワイナピチュ=新しい山
 という意味だそうです。

あんな絶壁、素人に登れるの!?と思うような急勾配です。

初日はマチュピチュ観光で終わってしまったので、翌日にワイナピチュに昇れないかと確認しましたが、全然無理でした。





橋の手前で行き止まり。奥に見える木が
数本渡してあるのが、インカ橋です。

マチュピチュの夜は早いです!遺跡の裏側にある太陽の門やインカ橋に行くには午後早い時間に出かけないといけないので、1日で制覇するなら前日に泊まって、朝一番から遺跡観光しないと時間制限で追い出されてしまいます。















しょっちゅう来れるところではないので、ここらへんの計画は入念に!
とは言っても、クスコからの列車、遺跡まで登るバス、入場券、宿泊、帰りの列車・・・・と自分で手配するのはかなり大変です。自分達だけの気ままな旅がお好きな人も、マチュピチュ部分だけはツアーに参加することをお勧めします。



後ろ髪をひかれつつ、マチュピチュを後にし、またジグザグの坂を下って麓のアグアカリエンテスへ。ここはその名の通り温泉(アグア=水、カリエンテス=熱い)のある町。
なんか妙に懐かしい気が・・・・。

日本の山奥の秘湯・・・って風情じゃありません?

町の中の通りの様子。ホテル・レストラン・お土産物屋
マッサージ・・・・温泉街はどこも一緒?

温泉というよりプールみたい

温泉は村の一番奥に1つあるだけ。
ホテルの大浴場はありません。(残念・・・)
プールみたいな感覚でちょっとぬるめの温泉に入ります。でもマチュピチュで歩きつかれた足には心地良いかも。
プールのような深さで座るところがないので、ずっと立っていないといけないのが難点です。














一夜明けて、マチュピチュの余韻を噛みしめつつまた列車でクスコへと戻ります。





この列車はオリエントエクスプレス系の鉄道会社が運行しています。



私が乗ったのはエクスペディション号でしたが、マチュピチュの発見者の名前を冠した『ハイラム・ビンガム号』は、オリエント・エクスプレスのような豪華な内装だそうです。

往路はブランチ、復路は4コースのディナーを取りながら、優雅に移動するのもいいかもしれません。お値段は・・・覚悟しておいて下さい。エクスペディション号でも片道8000円ぐらいで、ハイラム・ビンガム号はその4倍ぐらいかかるようです。
(ハイラム・ビンガム号の様子はこちらをご覧下さい)



いかがでしたか?マチュピチュ観光の気分、味わっていただけましたか?

でもペルー観光はマチュピチュだけじゃありません!

ナスカの地上絵

チチカカ湖の葦でできたウロス島

















野生の鳥やアシカが集まる”ペルーのミニ・ガラパゴス”バジェスタ諸島






























豊富なシーフード!




生の魚をライムとチリでマリネにしたセビッチェ。ほとんど刺身感覚で食べられます。
付け合せはサツマイモとジャイアントコーン。




シーフードリゾットにはタコがたくさん、と思ったらなんとアワビでした!











ほたてのチーズグラタン。
刺身で食べたかった・・・・。
















焼き魚も豊富。見た目はいまいちですが、魚が新鮮で美味しい!
ごはんもあるし、しょうゆが欲しい。










日本人の感覚だと南米=遠いというイメージがありますが、アムステルダムからペルーの首都リマまでは直行便で13時間弱!日本に行くのと大差ありません。ヨーロッパにいるうちに行って欲しい国のひとつです。いろいろ見て回るなら最低2週間は欲しいところ。広い国だし英語が通じないので、自分で動き回るよりはツアーに参加した方が安心です。

豊かな自然と豊かな歴史を体験しに、いざ、ペルーへ!!

(ストックホルム支店 S)

2014年3月6日木曜日

フランスといえば…

皆さんは何を思い浮かべますか?
グルメ、アート、ファッションなど、人によって様々なイメージをお持ちだと思いますが、その中でも、フランスといえば真っ先にワインを連想される方も多いのではないでしょうか。
日本人のフランス・ワイン好きは、現地でもよく知られており、特に日本でのボジョレー・ヌーヴォーの盛り上がりぶりは、近年は随分落ち着いてきたとはいえ、フランスでも、毎年メディアで取り上げられて話題になるほどです。

そこで、今回はパリで、地元のパリジャンに愛されている、肩肘張らずにワインを楽しめる老舗のワイン・バーをご紹介したいと思います。


Le Baron Rouge
1, rue Theophile Roussel, 75012 Paris
Tel 01 43 43 14 32


真っ赤なファサードとワインのボトルケースを重ねたテーブルがユニークな庶民派のワインバー“Le Baron Rouge”は、地下鉄8号線のLedru Rollin駅から徒歩3分、バスティーユ広場からも徒歩10分ほどのパリ12区にあります。
すぐそばには、物価が高いパリにおいて、新鮮な野菜や果物が安価で買えることで有名なマルシェ“アリーグル市場”もあり、土日の昼時ともなれば、バーの常連客のみならず、市場に来る買い物客ですぐにいっぱいになってしまう地元では大人気のバーです。

今回、私が訪れたのは土曜日の夜。夕食が遅いフランス人にはアペリティフにも早すぎる19時前に入店したのですが、いざお店に到着してみると、テーブルは満席、カウンターはもちろん、巨大なワイン樽で作られた立ち飲み席も人、人、人で、ワイングラスを片手におしゃべりに花を咲かせるお客さんがすでにお店の外にまで溢れていました!

常連客でいっぱいの活気ある店内

カウンターで飲んでいた常連さんの話では、これでも土曜の夜にしてはいつもより空いているとのこと…。タイミングよくテーブルが空くのを待って、幸運にも、数分後には無事席を確保することができました。
テーブルに着いたら、早速ワインと食べ物を注文します。

ワイン・バーなので、レストランやビストロのような食事メニューはありませんが、新鮮なチーズの盛り合わせや、シャルキュトリー(ソーセージ、ハム、パテなど豚肉加工品)海の幸のリエットなど、ワインのおともにぴったりのおつまみと、何十種類もの様々なワインを手頃な値段で楽しむことができます。

この日の黒板メニューを見てみると、赤ワインはなんと1杯1.5ユーロ(!)から、白ワインも12ユーロから、という破格の値段。これなら安心して何杯でも(?)、いろいろな種類のワインを味わうことができますね。もちろん、ボトルで頼んでもOKです!
ワインやおつまみを頼む時は直接カウンターで注文するセルフサービス方式なので、もしもワインの種類に迷ったら、自分の好みのテイストを伝えてお店の方のお勧めを試してみてはいかがでしょう。

黒板に書かれたメニューと、整然と並べられたワインボトル

バーの入口左手には、巨大なワイン樽が並んでおり、ワインボトルに樽から直接、お好きなワインを注ぎ、持ち帰ることもできます。

目を引く大きなワイン樽

持ち帰り用のワインは1リットルなんと2.8ユーロから!

店内のカウンターで注文したワインは、その場で受け取り自分で運ばなくてはいけませんが、食べ物はテーブルまでサーヴしてくれます。

私は、お店お勧めのドゥミ・セック(中辛口)の白ワインを、友人は赤ワインを注文。
おつまみはチーズ(もちろんフランス産です!)の盛り合わせ。
かごに山盛りのパン・ド・カンパーニュ(田舎パン)と一緒に出てきます。

パンにワインにチーズ…これぞ、まさにフランス?!

実は“Le Baron Rouge”には、ワインの他にももうひとつ名物があります。
それは、冬季10月~3月末までの週末のみ限定で提供されるフレッシュな牡蠣!

この日の牡蠣はブルターニュ産とノルマンディー産の2種類

牡蠣の注文は店内でなくバーの外に設けられたスタンドで。こちらもセルフサービスです。
牡蠣のサイズと個数(6ピースまたは12ピース)を選び、直接注文、その場で支払います。こちらも、その日の朝に産地から運ばれたばかりの牡蠣が6ピース9ユーロから、とパリでは格安のお値段。牡蠣のみのお持ち帰りも可能です。

数に限りがありますので、もし牡蠣をお目当てに来るのなら土曜日の正午前がサイズも種類も豊富でお勧めです!

注文後、その場で手際よく殻をむきお皿に盛ってくれます

フランスでは、牡蠣を食べる時のパンは、おなじみのバゲットでなく
バターつきのパン・ド・セ―グル(ライ麦パン)と決まっています

牡蠣に合わせるワインは、もちろんキリッと冷えた白ワインで。
ブルターニュ産とノルマンディー産の牡蠣は、ともに塩気が絶妙で、するっといくらでも食べられてしまうほど美味でした!冬季週末限定なのが本当に残念です…。
ワインにも牡蠣にも目がない、という方は、3月末まであとわずか。お急ぎください!

牡蠣のない季節でも、パリジャンたちに混じってワインやチーズを気軽に楽しんでみたい、という方には、ぜひ訪れていただきたいお勧めのワイン・バーです。


*フランスといえば、ワインもいいけれどやっぱりシャンパン!という方は、豪華シャン
 パーニュ・ツアー(524日~26日催行予定)はいかがでしょうか?
 モエ・エ・シャンドン社とメルシエ社のカーヴ見学・シャンパン試飲をはじめ、グラス
 彫刻工房見学やミシュラン星付きレストランでのディナーなど、非常に充実したツアー
 内容になっております。
 http://www.jtb-europe.com/tour_package/champagne-tour
 詳細につきましては、弊社各支店までお気軽にお問い合わせください。 (パリ支店 H )