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2013年4月15日月曜日

あまり知られていないへードマルク地方の魅力


ノルウェーでもっとも皆さんに馴染みのある観光地と言えば、ソグネフィヨルドのある西ノルウェーそしてオーロラ観光で人気のあるトロムソのある北ノルウェーだと思いますが、今回はTrysil (テュリーシール)とFemund (フェムンド)という場所を中心にあまり知られていない東ノルウェー、ヘードマルク地方をご紹介します。

この地方は自然をこよなく愛する人にとても人気のある地方で、手つかずの大自然の中で夏は魚釣り、カヌー、ハイキング、冬はスキー、氷上魚釣りが楽しめます。

Trysilはオスロよりレンタカーまたは高速バスで3時間、FemundはTrysilをさらに1時間北上したところにあります。
 
                                                                       (スキーマップ:  skistar.comより)

Trysilには国内で最大のスキーセンターがありシーズンになると、国内からはもとよりスウェーデン、デンマーク、フィンランドからのスキー客で賑わいます。

最高地は1.100m、標高差は650m、最長スロープの距離は5.4km、リフトの数は31、初めてスキーを経験する人からプロ級の人用のスロープそして、子供用のエリアも完備されているので家族そろって楽しめます。


駐車場からはこのベルトコンベアー式のトンネルを利用してSki in/Ski out.
(駐車場によりトンネルがないところもあります。)
家族連れには特にお勧めな山を越してツーリストセンターの反対側のエリアFageråsen,
(ファーゲルオーセン)にあるリフトからの眺め。
ほぼ最高地点にあたるところです。
この日は雲ひとつない最高のポカポカ陽気だったのでレストランエリアも中の席はガラガラ。
皆外で日光浴。
ノルウェー人は"スキーを足にはめて生まれてくる"と言われるほど、スキーは生活の一部となっています。暗く長い雪の深いノルウェーの冬を耐え抜くには確かに何か冬の楽しみを見つけることが大事かもしれません。それがスキーなのでしょう。そもそもスキーはノルウェーが発祥の地ですからね。ノルウェー人がスキーが上手なのは当然かもしれません。
写真上は子供がスピードを出しすぎるのをストップかけるためにロープをつけてコントロールしている大人。このように小さな時からスキーをはめて練習する姿をよく見ます。


スキーセンター付近のお店、レストランのある通り。
この日はイースター休暇中ということもあってスキーを置くスペースも全て塞がっていました。
中には10万円級のスキーも野ざらしに置かれていたのにはちょっとびっくり。
ノルウェーは安全な国というイメージがノルウェー人の中にもあり結構皆ナイーブなんです。

 スキーの合間にロックコンサート。この日はスウェーデンの有名なバンドが
演奏していました。このコンサートはイースターの伝統です。

2年ほど前にオープンしたファーゲルオーセン側に建つPark Inn Mountain Resort Trysil.
野外温水プールとジャグジーはとても人気です。
また数々の雑誌で取り上げられた質の高いSpaもありますので、
スキーで疲れた身体を是非癒されてはいかがでしょうか。
もちろんSki in/ Ski outです。


ツーリストセンター側にあるRadisson Blu Trysil Hotel.
Trysilで初めてSki in/Ski outホテルとしてオープンしたホテルです。
一部分譲アパートになっています。ボーリングも完備していますので
スキーをしない日でも楽しめます。


Radisson Blu Trysil Hotelの室内プール。
 ロビーです。
宿泊をしない人も落ち着いたロビーバーでくつろげます。

Trysilを後にさらに1時間北上。
このような景色がずっと続きます。



Femund(フェムンド)国立公園に到着しました。
国立公園内に建つFemundtunet(フェムンドテューネト)ホテル&アパートです。
Femund湖が目の前に広がる贅沢なロケーションです。
夏期は湖遊覧船も出ています。
3月29日に撮影しました。日本は桜の時期ですが、木に残った雪が
"ノルウェーの桜の花"です。春はもうそこまで来ています。
Femund湖の眺め。

この地区の有名な景観地Isterfossen(イステーフォッセン)。
Femundtunetホテルから車で約10分ほどです。
Isterfossenからの眺め。向こう側に見える山はSølen(ソーレン)山。標高1.750m。
夏は反対側から山歩きも楽しめます。




氷上魚釣りを楽しむ人たち。
例えば以下の魚が釣る事ができます。
ただし釣りカードと言うカードを購入してから釣る事ができるのでご注意を。
(現地で買えます。)
ヨーロピアンホワイトフィッシュ



この地区はノルウェーの先住民族サーメという人々が
トナカイで生計を建てている最南地と言われています。
トナカイ横断に注意!の看板。


Femund湖を車で3分ほどのところにあるこの地域の中心地Drevsjø(ドレブショー)
野外センターの入り口。
敷地内には広く、昔この地域で実際に利用されていた建物が保存されています。
入場料は無料。

冬の間は歩くスキーをはいて見学が出来ます。
人間だけではなく動物も訪れます。
昔の貯蔵庫です。
トイレです。何故か外から鍵が開け閉めできるようになってました。

" スパルク "という雪深いところでは大事な交通手段。
片足で蹴りながら前に進みます。


Drevsjøにある有名ノルウェー人写真家Signe DrevsjøさんとJens O.Hagenさんの
アトリエ Gelleri Buret。
過去に朝日新聞写真コンクールに幾度も入賞されています。
すぐ隣に住んでいらっしゃるのでドアベルを鳴らしてお願いするとアトリエを開けてくれます。


Femund地域で撮った沢山の写真を展示販売していらっしゃいます。
 Jens さん手作りの陶器。こちらも買う事ができます。

お宅にお邪魔してノルウェー伝統のワッフルをいただきました。
卵、小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、カルダモンパウダーなど
を混ぜ合わせてハート型のワッフル専用焼き器で焼きます。

出来上がりはこんな感じ。 サワークリーム、イチゴジャム
ヤギのチーズ、バターなどを塗っていただきます。





イースター期間によく見られる飾り。
これから芽がでる枝と鳥の羽根を表した
デコレーション。カラフルですね。


へードマルクはアウトドアー派には最高のリゾート地です。
まだまだ日本の観光客には知られていないとてものんびりとした穴場です。
是非オスロにいらした際には足を伸ばされてみませんか。

Femund- Engedal ウェブサイト

ノルウェー支店  Y

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