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2012年11月26日月曜日

パイロット疑似体験

「これから客室乗務員が安全について説明します。」
離陸前の客室乗務員からのアナウンスを真剣に聞いたことがありますか?
実際に天井から酸素マスクが出てきたら、冷静に利用できるでしょうか?
プラハ空港では客室乗務員やパイロットがトレーニングに利用する施設にて、疑似体験が
できます。それでは施設の中を覗いてみましょう!

トレーニングセンター入り口
日頃良く見かけるエアーバス320













トレーニングセンターに入ると、エアーバス320が現れます。
この機体内にて客室乗務員の脱出訓練が行われます。
あくまでも真剣な「訓練」ですので、白い作業服に着替えて、いざ搭乗。

窓からの眺め


本物の機体と同じ座席に座り係員の説明の後、
エンジンが起動し機体が走り始めます。
窓から見える画像も動くので本当に機体が動いた感じがすると思うと、離陸!
シュミレーションとはいえ、機体もあがるのでまさに飛行機に乗っている気分になります。





機体は水平飛行になり、快適なフライト(?)を楽しめるかと思った途端、機体が大きく揺れ「ゴン!」という嫌な音が。。。
係員が説明するには機体に穴があいたとのこと。
煙が充満する機内
どこからとなく煙が充満し始めると、上から酸素マスクが落ちてきます。
いつも見なれている客室乗務員が手で落とす感じとはまったく違い、勢いよく落ちてくる酸素マスクに一瞬「ビクッ」とします。マスクを付けようと試みるが、意外とゴムが緩く、簡単には付けられないので焦りが。シュミレーシンでなかったら煙を吸って死んでいたかも。




あたふたしているうちに、今度は係員からの「避難せよ」の命令でシートベルトを外し、
非常口へ。上からみると意外と急傾斜であることがわかり躊躇するも係員から背中を
軽く押され、下まで滑り降りて脱出成功(?)

避難訓練のあとはお待ちかねのパイロット擬似体験です。
ATR42/72(ワルシャワへのフライトの一部がこの機種です)のコックピットをそのまま再現した
パイロットのトレーニング施設に乗り込むと、目の前は滑走路。                      
横からみるとこんな感じ
コックピットからの景色













指導員に各機材と合わせながら離陸から飛行、着陸までの運転の仕方を説明してもらい、
実際に操縦します。
陸地でも思っていたより真っ直ぐに進むことが難しく、飛行中に関しては水平に操縦するために
変わる景色を見ている余裕もなく、高すぎたり・低すぎたりすると鳴る警報に驚きながら、まさしく手に汗を握る操縦。離陸から着陸まで一息つくこともできません。

普段、飛行機を利用する時は離陸から着陸までが当たり前のように思い、搭乗後はすぐに眠りこけている自分ですが、パイロットは大変な仕事をしているんだな、と感じる瞬間でした。
次回に搭乗するときは着陸の際に拍手してしまうかも。。。。

(プラハ支店 車の運転免許のないS.S)

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