2011年3月24日木曜日

ドイツのカーニバル

この度、東日本大震災にてお亡くなりになられた方々やご遺族に心よりお悔やみ申し上げます。
また、全ての被災者の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。


3月初旬、各地で行われるカーニバル。
ドイツでも冬の一大イベントとして今年もカーニバルが行われました。
カーニバルは、おもにケルン、デュッセルドルフ、マインツなどのライン川沿いの街や、バイエルン等、カトリック教徒の多い地方で盛大に催されます。
デュッセルドルフだけをとっても、このイベントに訪れる人は毎年200万人を超え、投資金額は2億ユーロを超えるといわれており、ドイツ人がどれだけのパワーをこのイベントに費やしているかご想像頂けるかと思います。

 1週間続くカーニバルの中でも、とくに目立つのが初日の「女性のカーニバル ~Weiberfastnacht~」。この日は朝早くから町もお祭りムード色に染まり、大勢の仮想した女性たちが賑やかに市街を歩きます。11時11分(*)には女性たちがその日一日、町の支配権を握って「ボス」になることを宣言。通りを歩く男性のネクタイを片っ端から切っていきます。この日、男性は自分のお気に入りのネクタイをしたなら大変・・・。女性にお気に入りのネクタイを真っ二つに切られてしまいます。
(*)「11」の秘密・・・カーニバルのカギともいえる数字が「11」。この数字の解釈はいくつかありますが、11がキリスト教の十戒の次に来る数字で、また最初に戻るという意味を持つため、改心への警告であるという見方や、フランス革命のスローガン「Egalite(自由)、Liberte(平等)、Fraternite(博愛)」の頭文字を並べてElf(ドイツ語の11)になったという説もります。


そしてカーニバルのハイライトである「ローゼンモンターグ~Rosenmontag~」。派手に飾られた巨大な山車のパレードが市内をまわります。この山車は、各カーニバル協会が約半年の月日をかけて仕上げた力作です。毎年、政治批判を意図したものや時代を象徴するものが多いので、最近世の中を騒がせている出来事をドイツ人がどう思っているのかを見ることができます。そして思い思いの仮装をした人々が山車をとりまき、カーニバル独特の掛け声(デュッセルドルフやマインツならヘラウ(Helau)!、ケルンならアラーフ(Alaaf)!)を発しながら町を練り歩きます。コスチュームには世界各地の民族衣装や動物のきぐるみなど定番のほか、その年のはやりのコスチュームなどもあります。山車の上からは観客に向かって、カメレ(Kamelle)と呼ばれる雨などのお菓子が投げられます。この時に大人も子供に交じって上から降ってくるお菓子を必死で取り合います。中には袋の口を広げてもっていたり、傘を裏返しにもってお菓子を必死にとっているひともいました。



是非来年のこの時期にはドイツを訪れ、思い思いのコスチュームを身にまとい、カーニバルに参加してみてはいかがでしょうか。


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